乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

教育

栄養学・飼料学の入門書が発刊されました

ウシの栄養学、飼料学のテキストが発刊されました。 「臨床獣医」という技術雑誌の臨時増刊号です。 「獣医師のための飼料入門(緑書房)」 実は、このテキストの監修は、僕です。人生初の監修ということで、とても楽しい仕事を経験させていただきました。 …

大学教員、遠隔授業対応にアセをかく

ずいぶん前になりますが、4月の中旬だったでしょうか、ラジオで日本の大学のコロナ対応に対してコメンテーターが語っていました。 当時、コロナによるロックダウンで、大学では全国的に授業開始ができないでいました。 同じ時、カナダの大学に勤める友人から…

我が家の在宅勤務日記

本学では、小学生以下の子どもがいる家庭が在宅勤務を認められ、その後、全教職員にも制度が拡大しました。 僕は、小2のムスコがいることから、4月17日から在宅勤務をしています。 ご存知の通り、札幌では長期にわたり学校が閉鎖となり、我が家の小中高の子…

流す必要のない涙を流す子供たち

これから書くことは事実に基づきます。 札幌から1時間ほど離れた地方都市に小学6年生の児童が暮らしています。 その児童は学校で、何者か(おそらくクラスメート)によって、筆入れの中の文房具をすべて粉々に壊されました。 その中には、お気に入りの文房具…

みなさんには失敗をさせるようにしてきました 中学の卒業式にて

今日は長男の中学の卒業式でした。中学はさすがに淡々と終えてきました。 来週は、次男の幼稚園の卒園式。こちらについては、涙注意報が出ています(^^;) さて、息子の担任は、とても教養あふれる素敵な先生でした。 今日は、息子の担任のエピソードをご紹介…

受験を終えて、勉強のできるヒトとできないヒトの違いを考えた

北海道では、昨日、公立高校の入試がありました。我が家の中3の息子も、ひたすら受験勉強に取り組んでいました。 私も、彼の勉強にびっしり付き合ったおかげで、高校入試問題の傾向がすっかり頭に入りました。 数多くの過去問や問題集を説いた結論は、難関私…

受験勉強と卒論、ときに諦める勇気が大切

いよいよ、明日から高校入試の本番です。 私立高校の受験から、3月の公立高校の受験まで、我が家は最もピリピリした日々のスタートです。かたや大学生も卒論の締切も来週に迫ってきました。 入試も卒論も期日が決まっている(締切がある)という意味で、忘れ…

主語がない文章、グラフや表の読み方

卒論執筆も佳境に突入しました。 我が家の受験生もいよいよ大詰めです。 卒論や学生のレポート、受験生の息子との会話などを通して、作文力・読解力について感じることがあります。 作文力については、大きく二つのことを感じます。 一つ目に、学生、生徒は…

研究室選びのガイダンスがありました

私たちのような中小規模の私立大学では、教員はマルチな仕事を求められます。 講義(教育)、学生の卒論指導、研究、論文執筆、学会発表、業界誌への技術的なレポート投稿、講演などといったものは、みなさんが大学教員に抱くわかりやすい業務ではないでしょ…

大学教員の仕事 教育実習の学生に会いに

新潟に来ました。 明日、山形県の高校を訪問するための前泊です。 大学教員は、講義、研究、卒論指導、学会発表、論文執筆といった仕事が、わかりやすい仕事内容ではないでしょうか。 今回の出張の目的は、私のゼミ生の教育実習の巡回指導です。前期の授業期…

学びたい人、学びに関心のない人

先日、嬉しい出来事がありました。私の研究室では、この時期、3年生に対して、来年度に向けての面談を実施しています。 面談では、進路や卒論について、尋ねることにしています。 最後の演習の時間に、そのアナウンスをしましたが、一番最初に訪問してきてく…

学生時代に困る経験をした方が良いか

私の学生時代、 生協の本売り場に、春先になると出回る、手作りの小冊子がありました。 正確なタイトルは忘れましたが、講義を担当する教員の鬼仏(オニホトケ)表です。 この講義を担当する教員はユルくて単位を取りやすいので「仏」。こちらの教員は単位認…

協同学習というものを学んできました

皆さんは協同学習というものを聞いたことがありますか? 私は今日、協同学習ワークショップを受講してきて、その言葉とその意味を知りました。 今日のワークショップでは北海道全域の小中高校の先生が集まって生徒の学習法について学びました。 学習法といっ…

学生時代における無から有を生み出すほぼ唯一の経験とは

昨今、アクティブラーニングといって、生徒や学生の主体性を引き出す授業形態が注目されています。これまでのように受け身一辺倒の授業では、考える力や、考えたことを伝える力が身につかないという発想から、注目を集めているようです。 大学において、学生…

楽しくてやりたくなる勉強とは? ~幼児の学習に接して~

我が家の4歳の次男。 ひらがながようやく読めるようになってきて、今度は書いてみたいという欲求が芽生えてきたようです。 家族で近所のスーパーに買い物に行くと、おやつ売り場を見た後に本屋を冷やかすというのが私と次男の定番です。 先週末、そんな恒例…

映画「セッション」:愛情、信頼そして反骨心からみる壮絶な師弟関係

こんなに観ていて疲れる映画はあったでしょうか。ヘルシンキへ向かう機中で観た映画が「セッション(原題はWhiplash)」です。 私はジャズが好きで、BGMとして良く聴きます。 この映画はジャズバンドでの師弟関係を描いた映画です。 映画では、音楽学校に入…

成功するヒトの特長とは:小学生と大学生の学びの姿勢から考える(元気ミルク大学)

みなさん、おばんでした。 お盆休みに入ってのんびりといいたいところですが、この連休は仕事でした。 明日からは出勤はしなくても良さそうですが。。。 8月10日から「元気ミルク大学」というイベントが本学でおこなわれました。私の担当は一昨日と昨日で小…

思春期の若者がムカつくのはホルモンの嵐のせい:ETV特集「キミのこと聞かせてよ~木原雅子さんの出張授業~」

私の大学では永年勤続者にご褒美の休みが付与されます。私は今年20年勤続を迎えたので3日間休みを取ることができます。多いのか少ないのか。。。 今日は我が家の結婚記念日なので、休みを1日充てることにしました。夕方から子供たちを私の両親に預けて、スペ…