乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

文化の違い

ビーガン、日本で広がるかな?

今夏のカナダ訪問ではいくつかの刺激的な経験をしましたが、小さなところでは、ビーガン対象のメニューが街のレストランで当たり前のように見られたことがあります。 たとえば、ランチで入ったカレーやバイキングの店では、8割方のカレーがビーガン向けでし…

同じ酪農とは思えない! カナダのヤギ酪農

今夏のアルバータ大学訪問。教授の大場先生に案内いただき、ヤギ農場を訪問しました。 カナダ西部のカルガリーから北に数時間走ったところにある農場でした。 この農場では、520頭のヤギからミルクを搾り、出荷しています。また、自農場でチーズ製造もしてい…

アメリカ酪農学会報告:物言うアメリカ人と、物言わぬ日本人

先週末から、アメリカはオハイオ州シンシナティで、酪農学会(ADSA学会)に参加してきました。 今は、ミネアポリス空港で帰路便を待っているところです。 (シンシナティから国内線で、ミネアポリスに到着しましたが、パスポートコントロールも手荷物検査も…

スーパーマーケット、ドイツと日本の違い

日本に帰国しました。家族との語らい、妻の手料理、自宅の良さを満喫しています。 帰国してすぐ、妻と一緒に近所のスーパーに買い物に行きました。帰国直前にドイツのスーパーでお土産を買ったので、両国のスーパーマーケットの違いが興味深かったです。 日…

知らなければ素通り、知ると垂涎のドイツ

私の生家では、緑茶にインスタントコーヒー、たまに飲む紅茶といえば黄色いティーバッグという生活でした。 両親がそうであったので、私もそういった生活習慣が身に染みついていました。 ひとり暮らしの時は多少自炊もしましたが、テフロン加工のフライパン…

東京で感じた、ラーメン屋のカウンターの窮屈さと、ストレスについての一考察

今日は東京出張です。 英語のプレゼンテーションについてのセミナーを受講しに来ました。昨年のハンガリーでの学会発表に、刺激を受けたことも、受講の理由の一つです。 dairycow2017.hatenablog.com さて、午後からのセミナーに備えて、まずは昼食。鯛で出…

二つの出会い:クリスマスの暖かさとプレゼンテクニック

我が家はすっかりクリスマスモード。 私の生家ではクリスマスツリーを飾るくらいでしたが、アメリカ留学経験のある妻はかなり本腰入れてクリスマスデコレーションに取り組みます。 彼女と出会った当初は「いい歳こいて、クリスチャンでもないしな~」と思っ…

自分の国が大きくなったり小さくなったりすることを想像してみる

日本は、隣国との争いによって、メインの国土である4つの大きな島(北海道から九州まで)を失ったことはありません。 私はハンガリーについて高校地理程度の知識しか持ち合わせていませんでしたが、今回の旅では国土というものについて考えさせられました。 ハ…

ハンガリー、ブダペストで美しい街並みと優しい人々に触れる

ただ今、ブダペスト空港からの更新です。張り切って早く着き過ぎちゃいました。 宿から空港送迎タクシーを手配してもらいました。7500フォリント。約3000円ちょっと。少しお高いですが、かなりの距離をかっ飛ばして30分弱で空港まで着くことを考えると、むし…

ハンガリー・ブダペスト、驚愕の食べ物の安さ&フィンエアー初搭乗コメント

昨夜、ブダペストに着きました。 長旅の疲れにもかかわらず時差ぼけで、早朝に起きてしまい、宿の向かいのカフェで朝食を済ませてきました。札幌よりはずいぶんと暖かく、夜でも店の外で食事をする人も多かったです。 昨夜は、日本時間の深夜に到着してへろ…

フランスで感じた牛が感じるストレスについて:牛のニーズは、農家のニーズ

フランスから戻りました。短期間でしたが、フランス人の食やワインについて、酪農産業について、研究に対する取り組み方について、多くの気づきがありました。 これから少しずつアウトプットしていきたいと思います。 まずは牛への接し方、居住環境あるいは…

外国へのメール問い合わせで注意すること & 長男、東北震災復興ツアーから戻る

みなさん、おばんでした。 3泊4日の行程で宮城県に震災や復興の状況を学ぶエコキャンプツアーに行っていた長男が帰ってきました。私は2011年に宮城県と岩手県に2度ボランティアに行きました。そのときの衝撃的な経験があったので、いつか子供たちにも東北に…