乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

ムダにならない勉強法?

私は読書が好きで、子どもの頃から何百冊と本を読んできました。

 

そんな私には、読書に関してとても大きな悩みがあります。それは、読んだ本の中身を覚えていないということです。中身を覚えていないどころか、タイトルを忘れてしまうものもあって、買ってきてから家にすでにもう一冊あったなんていう、笑うに笑えないことも一度や二度ではありません。。。

 

私は何人かのビジネス書を書いたり講演をおこなう方で追いかけている人がいます。(ちなみにこういった方たちのことをなんと呼べば良いのですかね??作家?評論家?ジャーナリスト?著述家?)

学生の頃は立花隆さんを追っかけていましたし、最近の追っかけマイブームは元外務官僚の佐藤勝さんと精神科医の樺沢紫苑さんです。

 

その一人の樺沢さんが、札幌で講演をするというので、勇んで参加してきました。日曜の夜でしたが、「チャンスの女神は前髪しかない」をモットーにしている泉ですので、小遣いからの参加費支出は痛かったけど、その後の懇親会まで申し込みました(^^ )

テーマは「ムダにならない勉強法」です。講演会参加で同タイトルの著書もいただけるお得な会でした。話術が上手で、内容も分かりやすく、あっという間の2時間半でした。

 

講演の中で、読んだ本や勉強したことを忘れないためのポイントがいくつも示されました。多くのトピックスが、最近話題の脳科学と絡めた理論展開になっており、さすが医者だなとうならされました。

私がもっとも感心したのは、アウトプットをすることで「気づき」が記憶に定着するということです。一つの本や一回の講演で「3つの気づきをアウトプットする」だけで良いとのことでした。自分も、これからはそれをやろうと強く思いました。

 

何かの考えに触れて、気づきがあっても、それを実行に移せるヒトはそう多くはないのではないでしょうか。私も「へえーっすごいなあ」と思っても実行に移さず、いつの間にか忘れてしまっていることがほとんどです。でも、それって自己成長に全然結びつかないんですよね。「おれ、もっと成長したい」「少しでもこの人たちに追いつきたい」と思うなら、まねるしかないし、実行に移すしかないですよね。

今回ブログを始めたのも、アウトプットの大切さを樺沢さんから学んでいたことも大きいです。牛や酪農について書くことがメインだけど、このブログを私自身の気づきのアウトプットの場にもしていきたいと考えています。私の自己成長の足跡にしていきたいし、これを読むかもしれない学生や今はネットを見る習慣のない私の子どもたちが将来目にとめてくれて、何かの気づきを得てくれれば嬉しいと思っています。

 

3つの気づきをアウトプットなので、あと二つ。

・学びを楽しいと感じると、脳内ホルモンが働いて成績がアップする

・「勉強を始めるのに遅すぎることはない」「才能がないから自分にはできないは誤りである」といった我々中年には励みになる考えを科学的に説明してくれた

長くなるので、詳細は割愛しますが、記憶や自己成長と脳科学、おもしろいです。

 

さて、今日からガンガンアウトプットしますよ~