乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

ワークライフバランス

おばんです。

 

今日はワークライフバランスについて考えてみました

 

4月からここ4年間続いた学内役職がなくなりました。


2年任期で二つの役職を任されましたが、その任務が解かれました。私は与えられた仕事には全力で取り組む体質なので、かなりの時間と労力を割いて任務に当たってきました。

 

私は、任務に当たった課に属するスタッフが気持ちよく業務に当たれるようにサポートすることに力を注いできました。悩みを聞いたり、取り除ける悩みであれば解消する方向でロビー活動をしたりと、そこそこまともな中間管理職をやってきたつもりです。

 

それが、4月からはきれいさっぱりなくなって、当初は心にぽっかり穴が開いた状態でした。

 

多くのビジネスパーソンも同じかもしれませんが、仕事に力を注いでいればいるほど、いわゆる”外された”ときに「おれがいないと現場が回らない」的な想いになるのではないでしょうか。

 

私もそんな気持ちを妻に伝えたところ、次のように諭されました。

「人生には時期っていうものがあって、今はその時期じゃないだけ。それならそれで、自分のための仕事に没頭したら良いんじゃないの」というアドバイスでした。

 

そうだよな~、と気持ちをすぐに切り替えて、4月に入ってからは講義もまだ始まらないので、研究の情報収集に没頭しています。今日もアメリカの大学のHPをみて、日本の酪農科学との違いに驚きを覚えたりしています(これは後日紹介します)。


私は、明後日から岡山県で獣医師対象のセミナーの講師をすることになっていますが、そのための準備にも活用できました。

 

今は、自分のためだけに仕事ができることのありがたみと喜びを実感しています。

 

過去に縛られていると、目の前の仕事にも集中できず、生産性が上がりません。”今”を大切に、集中力を高めて仕事をする、それで最大限成果が上がり、達成できた充実感に浸る。

またいずれ大学から役職を任されることが来るかもしれませんが、それまでは研究者と教育者として全力を尽くそうと思います。

 

さらに、今日は集中力を高めて仕事をやったので、ほぼ17時ぴったりに職場を出ることができました。まだ陽も高いうちに帰宅し、次男と遊んだり、妻も含めて買い物に出かけたりと幸福度も120%です。部活から戻った長男も交えて、家族とともにワイングラス傾けて晩ご飯。

 

仕事も家庭での時間もめいっぱい全力投球して、幸せに浸りながら眠りにつく。

 

失ったものに未練を抱くのではなく、前を向いて今を楽しむ。
そんな風に気持ちをスパッと切り替えさせてくれた妻に感謝!

 

↓今夜はスパイスたっぷりの薬膳カレーとミュスカデで乾杯!

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