乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

充実している毎日:クリエイティブな仕事に時間を割ける幸せ

おばんでした。

今日は講義、実習がない日でしたので、今年の卒論研究の計画を練り込みました。

新規の飼料を大胆に給与した際の乳牛の反応を見ようという研究です。
飼料設計ソフトを使って、乳牛のエサメニューを幾通りも試算します。
とても時間がかかりましたが、その分とても興味深い実験計画を組むことができました。
早く実験を始めたい気持ちでうずうずしてきました。

 

昨年までは、今日のようにじっくりデスクに腰を据えて頭を使う時間がなかなか取れませんでした。農場の副センター長だったために、会議や人間関係で時間を割かねばならなかったからです。その任期がこの春で終わり、会議や打合せの回数がめっきり減りました。

 

講義・実習、学生指導そして研究に没頭できる身になって、会議や打合せがいかに生産性を低下させているかが分かりました。かのホリエモン氏が語っていますが、9割の会議は必要ないそうです。メールなどの打合せで十分に事足りるという意味です。

 

良いアイデアを出すためには、ゆとりのある時間が必要です。

 

忙しい忙しいと言っていては、自分の能力をフルに発揮するようなクリエイティブな仕事をするのは難しいかもしれません。

 

たしかに昨年の私は時間をとられるケースが多かったですが、今になって思います。もう少し時間をひねり出すことはできなかったかな、と。

数年前に「7つの習慣」を妻からプレゼントされて読みました。管理職になる心得についてのヒントがあるのではないかということからの贈り物でした。そこにも書かれていますが、昨年の私は仕事に優先順位を付けて、順位の低いタスクは勇気を持って切り捨てることができていませんでした。

今年の自分は時間のありがたみに気付いたので、再度役職が回ってきたとしても、上手にこなせそうな気がします。

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時間は有限。
一に家族との時間、二に自分の時間、三に仕事、でも仕事のクオリティは下げない。この考えで日々過ごしていきます。