乳牛と酪農を科学する

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乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

3人のビジネスパーソンが語ってくれた企業が求める人物像

様々な事情が重なり、ブログ執筆に向かうことができませんでした。

書きたいネタはたくさんあるんですけどね。。。

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旧聞になりますが、年末に帯広で農業関連のビジネスセミナーに参加してきました。

そこでセミナーの講師と懇親会で会話をした酪農関連企業のお二人と、別の機会にもうお一方から、企業が求める人物像について話しを聞く機会がありました。

 

セミナー講師は、成功できるビジネスパーソンに必要なものとして、こう語りました。

 

「いつまでも好奇心を持ち続け、勉強をし続けることができる人」

 

講師は高齢で一線を退かれた人物ですが、一方で経済界の大御所である方です。70歳前後とお見受けしましたが、AIをはじめとする最新のビジネスシーンについての造詣がとても深いお方でした。

高齢になっても勉強をし続ける姿勢に、私も負けていられないと大いに刺激を受けました。

 

セミナー後に懇親会でご一緒した方は、このような人物に自社に来て欲しいという話しの中で、こう語ってくれました。


「きちんと謝れる人」

 

彼の会社は離職率が高いことをぼやいていましたが、きちんと謝れる人は辞めない、と断言していました。

人生の本質を突いた言葉に、ビールを持つ手が止まりました。

 

3人目は、年末の挨拶にと私の研究室を訪ねてくれた勉強熱心な若手営業マンです。彼は、人から学びを得る上で肝に銘じていることとして、こう語りました。

 

「絶対に知ったかはしない」

 

彼はとても向学心があり、気も効く有能なビジネスパーソンです。私に対しても貪欲に教えを教えを請おうとする姿勢が好ましい人物です。

彼は、学びを得る上で最も大切なこととして、知ったかをしないことと強く意識しているとのことでした。

 

私は、これらのお三方の語る言葉に強く共感しました。

日々、多くの他者と接していて、今回耳にした三大原則が備わっていないと感じる人は大勢います。

 

好奇心が乏しいと感じられる人は少なくありません。

そもそも本を読まない人が多すぎます。


さらに、後者の二つができない人にもいろいろな場面で出会います。

謝れない、知ったかをしてしまう、これらの人に共通するのは、つまらないプライドが邪魔をしているのだと感じます。

なくては困るが、これが強すぎると成長の妨げとなるとてもやっかいなもの、それがプライドです。

 

稔るほど頭を垂れる稲穂かな

 

これが体得できているとビジネスの現場だけでなく、学校や家庭においても必ずや成功や幸せをつかみ取ることができるでしょう。

 

数日の短い期間に、世の中で生きていくための大切な言葉を立て続けに聞くことができました。

人との出会いって刺激と気づきに満ちていますね。