乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

知らなければ素通り、知ると垂涎のドイツ

私の生家では、緑茶にインスタントコーヒー、たまに飲む紅茶といえば黄色いティーバッグという生活でした。

両親がそうであったので、私もそういった生活習慣が身に染みついていました。

 

ひとり暮らしの時は多少自炊もしましたが、テフロン加工のフライパンがあれば事足りていました。

 

そんな自分が、初めてドイツを訪問したのは、勤めた翌年なので、20年前になります。

それから何度か訪独していますが、今回ほど、ドイツの魅力に触れた旅はありませんでした。

 

妻は、以前やっていた商売の関係で、紅茶や焼き菓子の造詣が深いです。
その関係もあって、料理の腕前も一流です。
また、クリスマスシーズンのディスプレイなどの力の入れようは、私のこれまでの生い立ちにはなかったものです。

 

そんな妻の”教育”を受けて、私の生活スタイルも大きく、豊かに変わりました。
毎日、妻が入れてくれる様々なフレーバーの紅茶の奥行きに目覚めました。
食器やインテリアの良さにも気付くことができました。

 

今回の訪独では、そういったこれまでの私では気付くことのできなかった、魅力に多く触れることができました。

 

ハノーバーのデパートの食品売り場。

ヨーロッパでは、どこでもおなじみの高級紅茶クスミと、その派生ブランドのラブオーガニックは、ここでも当然目にします。缶のデザインがポップで、さすがフランスといった感じです。

また、ドイツといえばロンネフェルトの紅茶も充実のラインナップでした。このブランドは、今回妻からリクエストがあるまでは、知りませんでした。


紅茶は値がはりましたが、妻へのお土産に多めに購入しました。
今から芳醇な香りが楽しめるかと思うと、ワクワクします。

 

さらに、私が職場で愛飲しているドルチェグストですが、なんとダルマイヤーのポーションが売られていました。ダルマイヤーはコーヒーや紅茶の老舗高級ブランドです。日本では目にできませんので、私へのお土産としました。

 

食器コーナーで目につくのは、クリスマスディスプレイされたヴィレロイボッホ。

サンタやトナカイがいっぱいで、オジサンの私でも心が弾みます。


調理器具では、ステンレス製の超クールな鍋やフライパンが並んでいます。
おなじみのルクルーゼや、ドイツならではのWMF(ヴェーエムエフ)製など、カッコいい調理器具が陳列されています。

 

クリスマスのお菓子、オーナメントの売り場もとても賑やかです。
日本でも最近認知されてきていますが、チョコレートの入ったアドベンドカレンダーはとても可愛いです。

 

ここハノーバーで忘れてはいけないのが、バームクーヘン発祥といわれるカカオシュトゥーべ(HOLLANDISCHE KAKAO-STUBE)でしょうか。
こちらはいつ訪れても満員ですが、今の時期はシュトレンがたくさん売られていました。

 

と、つれづれにドイツで目にした魅力を紹介しました。
ここで取り上げた品々、20年前の私にはなんの魅力のないただの”モノ”でしかありませんでした。
全く関心がなかったので、一切スルーだったはずです。

それが、今では、これらを見かけると目移りして、目が星印になってしまうくらいです。財布のヒモが緩んで仕方ありません(^^;)

 

知らなかった世界の魅力に開眼させてもらえる、そんな出会いができて、自分は幸せ者だと思います。

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