私は、歴史や人間の生々しさに興味があります。
そういった意味で、私の嗜好を満足させてくれる番組に、モグラとブタの対談番組「ねほりんぱほりん」があります。
最近では、ホストクラブの「担当」に毎回100万円単位で貢ぐ女たちの放送は、妻と二人でグッタリしながら観ました。
この番組が、日本国内だったり、現代版の人間ウォッチング番組だとしたら、「BS世界のドキュメンタリー」は海外や歴史上の人物にスポットを当てた、同様の番組でしょう。
最近、同番組で、立て続けに”怪”ドキュメンタリーを観ました。
一つは、「ダス・ライヒ ~ヒトラー “死の部隊”~」です。
2015年のフランス製作の番組です。
ナチスドイツには、二つの軍隊が存在しました。
通常の国防軍と、ヒトラーの親衛隊として設立された残虐非道なSS部隊です。
その中でも特にエリートであった「第2SS装甲師団」、通称ダスライヒの大量虐殺をカラー映像で取り上げた番組でした。
特に、占領下のフランス国内で、レジスタンスをかくまっているとイチャモンを付けて、一つの村を住民や建物を含めて、文字通り「消滅」させたというエピソードは、衝撃でした。
村の住民を見せしめのために、首吊りで殺害していく映像は特にショックでした。
おまけに、殺害を担当させられているのは、脅された、同じ村の住民。
ドイツ兵は、それを酒を飲みながら笑いながら眺めているという。。。
番組を観て調べましたが、この村は、現在そのままの廃墟の形で保存されているそうです。
ダスライヒやSS部隊の極悪非道を描いた映画も紹介されていました。
「炎628」
続いて、昨夜妻と二人で観たのが、
「独裁者の妻たち:イメルダ夫人」(こちらもフランス製作)
イメルダ夫人のぶっ飛び、類似の強欲女のオンパレードにグッタリとなりました。
つきない欲望、それを正当化する、超ポジティブなメチャクチャな理屈。
世界各地にいた独裁者もメチャクチャなら、その妻たちもメチャクチャ。
ただ、なぜ狂気の独裁者が政権を握り、国を掌握できていたかについては、考えさせられました。その陰には、利権につけ込んだ大国が見え隠れしていたからです。
直接的に国民を苦しめたのは独裁者ですが、間接的には欧米列強諸国が操っていたという、おぞましさ。
興味深かったのは、失脚して失意のうちに亡くなる独裁者に対して、その妻たちは実にうまいことやってパリやスイスに隠し口座を作り、今でもゴージャスな生活を謳歌しているそうです。
女って怖い。。。
それにしても、イメルダ節には毒気に当てられました。
深夜にあのおばちゃんはキツかった。。。
フィリピンのイメルダ夫人が東の横綱だとすれば、西の横綱、インドネシアのデヴィ夫人が今晩登場します。
テレビのバラエディとは違った、真実や闇を見せてくれることでしょう。
人間ウォッチング番組は、いろいろな意味でやめられません。
↓年長・次男の発表会
極悪非道なナチス兵や、強欲オバサンも、メンコイ子供時代があったことでしょう。。。