大学にいると、企業や酪農関連団体と一緒に研究する機会があります。
僕は、企業からの提案で大学内で試験をするというのは珍しくありませんが、他の研究機関とのコラボレーション研究は、それほど多い方ではありませんでした。
ですが、最近は少し方針転換して、学外での研究の場も増えてきました。
現在は、ホクレンの実証農場を使わせていただき、道総研の研究員にも協力いただいて、ルーメンの研究に取り組んでいます。
この研究では、ホクレンの農場にお邪魔させていただくわけですが、大学とは違ったウシの管理法や牛群の質に、僕だけでなく学生たちも刺激を受けています。
隣のウシは青く見えるといいますが(隣の芝だったでしたか?(^^;))、よそ様のウシを見ると気付くことが多くあります。
ですが、こういったテクニカルな部分だけでなく、学外に出ることの最大のメリットは人との出会いでしょう。
当然のことながらホクレンのスタッフとは密なお付き合いをさせていただくことができます。
さらに、近隣の卒業生や、農場に出入りしているノーサイの獣医師など、多くの人と出会うことができます。
外に出なければ会うことのなかった人たちから、貴重な情報を得ることができます。
人との出会いは、僕だけでなく、学生にとってもメリットは大きいです。これから就活を控えている学生にとって、様々な職種の人の話を聞けることは、またとないインターンシップになるからです。
同行した学生もお得な経験になることでしょう。
僕はタイプ的に交友関係をどんどん広げるタイプではありませんが、これからも同業他組織の方たちとコラボレーションしていきたいと思っています。
追伸 学外に出ると、雑事から解放されて研究に没頭できるというのが最大のメリットかもしれません。留学の良さがこれなんでしょうね。