乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

読書:人の心を一瞬でつかむ方法

 

おばんです。

今日はロングラン会議のあと、いくつもの締切をやっつけました。さすがにヘロヘロです。。。

卒論を控えた学生やミャンマー人のMさんには悪いことをしたけど、自分の仕事に没頭させてもらいました。明日からは受託研究の報告書を作成しなければ。。。

自分の仕事と人のための仕事のバランスがとても難しいです。どうしても自分のことは後回しになっちゃいます。ワークライフバランス的には正しくないことなんだろうけど。。。

 

2年前に、農場で技師の上司的なポジションである副センター長・酪農領域主任に任命されてから、ビジネス書を読む機会が多くなりました。

 

人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学 

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この本、とても評判が良いということで妻がプレゼントしてくれました。アマゾンでもとても高得点の評価になっていました。妻、ありがとう!愛してる!

読みやすい本でサクサク読んでしまいました。強さと温かさの両立、これは私も悩んでいましたので、タイムリーで気づきを得たいという思いで、ページを繰りました。

 

例によって気づきを3点。

  1. 強さと温かさは相反する。これらはホルモンによって影響を受ける。男性ホルモンのテストステロンは強さに、女性ホルモンのエストロゲンオキシトシンは温かさに作用する。
    →最近よく目にするホルモンの話しですが、おもしろい理論で納得できる話しです。
  2. 顔立ち、立ち居振る舞い、服装、などの「見た目」を意識することで、自分に欠けている部分を増強できる
  3. 「持ち札」(生まれつき備わっている変えられないもの)以外ならコントロールできる。非言語コミュニケーション、講義や講演時のポーズ、会話での共感力はとても影響力を持っている。手と腕の動き、背筋、もちろん笑顔、こういった点は訓練で改善できる。話しの間も極めて重要。会話の”間”を恐れず、逆に有効に使う。アイコンタクト、声。相手の輪にはいる。自虐的なユーモアはテッパン。
    →自分も自虐的な笑いを取れるようになれば、もっと温かくなれる。外国人のセミナーでは、彼ら上手に距離感を縮めてくるもんなあ。

来週は、帯広で若手獣医師の方たちを対象に勉強があるので、これらの気づきを実践しようと思います!