乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

圧倒的な集中力で仕事をした日

おばんです。

今日は晩ご飯を食べながら、家族で「ズートピア」の続きを観ました。

 

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十勝若牛のローストビーフ

 

今日の晩ご飯、先日の清水町出張土産の十勝若牛のローストビーフをいただきました。十勝若牛はホルスタインの雄牛の肉です。通常のホルスタイン雄牛は生まれてから18~20ヶ月かけて肥育(肉用に育てるために太らせつつ発育させること)し、肉として出荷します。

 

一方、十勝若牛は14ヶ月肥育と従来よりも短いのが特徴です。肥育期間が短いせいか、ローストビーフにしては破格の柔らかさでとてもおいしかったです。

 

私たちが食べる牛肉には大きく分けて和牛、輸入牛肉、ホルスタイン雄牛の3種類があります。和牛は霜降りですが、後の二つは赤身の肉が主体になり、一般には和牛よりも固い肉になります。しかし、今日の肉は軟らかくて、うまみもあり、おいしかった!

 

赤ワインとの相性もばっちりだったことから、「妻に残りは弁当に入れないでね、お酒のお供で食べたいから」とお願いしたほどです。

 

ただ、若いということは体が小さいということで、1頭からとれる肉の量も少なくなってしまいます。そういったわけで付加価値をつけるなどの努力は欠かせません。

 

そんな注目の十勝若牛ですが、ネット通販でも買えるようですね。

十勝若牛®の早期肥育技術とは | JA十勝清水町ネットショップ

 

大学教授のお仕事

 

今晩は、昨日途中まで観た映画(ズートピア)を観る約束を次男としていたので、早く帰らねばなりませんでした。

私たちは、2月の卒論提出を終えたあたりから3月中旬の卒業式くらいまでは新年度に向けて少しだけ余裕ができます。この間に、自分の仕事を集中的に片付けます。※学生たちは長~い春休みをエンジョイするためゼミ室にはほとんど現れません。

 

私はこの時期に、論文作成、企業の受託研究の報告書執筆、講演用のスライド作り、来年度の卒論研究の構想練り、農場の副センター長としての創造的な仕事、自己啓発のためのセミナー参加、各種文献の精読、3月下旬にある学会発表のプランニングとスライド作り、新年度の講義や実習の準備など、講義や卒論指導といった学生向けの仕事以外のことに精を出します。1年の中で、唯一まとまった頭を使った仕事ができる貴重な期間になります。

 

私立大学の教員は講義の持ちコマ数や指導学生数が半端なく多いので、自分のペースで仕事に集中できる谷間の季節はとてもありがたいです。

 

圧倒的集中力でワークライフバランスもばっちり

 

というわけで、昨日のとても実りの合ったセミナーの振り返りと、今後の講演や講義でのアイデア出しに集中しました。

本来なら頭の鈍る午後は少しペースが落ちたり、メールチェックのような頭を使わなくても良い仕事をして、夕方以降に再度ペースアップします。仕事が乗っているときは、妻に遅くなると連絡して、キリの良いところまで片付けます。

 

もし、今日映画の約束がなければ、いったんペースダウンして頭を休ませた後に、再度馬力をかけて仕事に取り組み、上がるのは9時、10時コースだったでしょう。しかし、早く帰らないといけない、一方で仕事は片付けたい、このジレンマが爆発的な集中力を生みました。

 

猛烈な集中で6時半までに予定のノルマをこなすことができました。そのおかげで、帰宅後はうまい牛肉とワインで楽しい晩ご飯、家族で映画鑑賞。なんと素晴らしい1日でしょうか。

 

頭使ってヘロヘロですが、心地よい疲労感です。

あとは妻とお茶飲みながら楽しくおしゃべりして1日が終了。

充実した1日でした。

いつもこんな1日になれるように体調を整えて頑張ります!