乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

学会誌への投稿:他人から評価を受けることで成長できる(でも、つらい)

 

おばんです。

春めいてきて、我が家のカメちゃんも元気になってきました。

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今日は学類の送別会でした。私は昨日まで休暇、月曜日から出張と時間がないので、酒も飲まずに会が引けてから再び仕事です。

そのかいあって、仕事を一本やっつけることができました。

疲れた~

 

人から評価を受けることの意味

 

学会誌にまつわる仕事として、論文を投稿する場合と、投稿された論文を審査する場合があります。論文審査のことを査読と言います。

実は昨日が締切の論文査読依頼があって、さっきまで集中して片付けました。1日遅れ、スミマセン。。。

 

審査中なので、内容に触れることはできませんが、なかなか興味深い論文でした。ただ、同じ乳牛を対象としていても、著者の専門分野からみると当たり前のことであっても、少し違った角度が専門の私からみると疑問に感じる箇所が結構な数ありました。

 

私も経験がありますが、指摘箇所が多かったり、ばっさり誤っていると指摘されるとかなりへこみます。自分が全否定されたような気がして、しばらく何も手につかないくらい落ち込みます。そんなわけで、穏やかな表現を心がけましたが、それにしても少し修正すべき点が多かったです。

 

著者には、私の指摘にくじけず、修正すべき箇所を直してもらいたいです。著者と査読者が二人三脚でよい論文に仕上げていくのが理想です。※ちなみに著者は査読者が誰であるのか分かりません。

 

一本の論文を通しての交流がここにあります。

 

4月になったら、私も論文執筆に取りかからなくてはいけません。