乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

ハンガリー、ブダペストで美しい街並みと優しい人々に触れる

ただ今、ブダペスト空港からの更新です。
張り切って早く着き過ぎちゃいました。

 

宿から空港送迎タクシーを手配してもらいました。
7500フォリント。約3000円ちょっと。
少しお高いですが、かなりの距離をかっ飛ばして30分弱で空港まで着くことを考えると、むしろ安いと思いました。


高速道路みたいなところを、あのスピードで走ったので、札幌から小樽に行ったくらいの距離だと思います。

 

さて、初ブダペスト滞在をまもなく終えますが、噂にたがわぬ美しい街並みでした。
昼もさることながら、夜になるとそれはそれは美しかったです。
ドナウの真珠といった名称を目にしますが、まさに真珠かダイヤかといった美しさでした。

 

また、建築も東ヨーロッパ風というのか、ハンガリーオリジナル風というのか、美しくかわいらしく、かつ荘厳な建物が多かったです。建築に造詣のある方なら、相当楽しめたのではないでしょうか。

f:id:dairycow2017:20171021162533j:plain

 

私は仕事柄、年に1~2度、海外に出向いて学会発表や酪農関連のインプットをしてきます。最新の事例や、海外の牛飼いについて、講義や講演で伝えるのも重要な仕事の一つです。

 

今年の夏はフランスに行ってきました。何度目かのパリにも立ち寄りました。

パリは訪れる度にイヤな思いをします。日本人、あるいはアジア人とみるとおちょくってくるヤカラに必ず出くわすのです。明らかにバカにされている言葉を投げつけられます。

 

特に地下鉄でそのような場面が多いでしょうか。

 

パリでは、道行く人々も、私のようなツーリストには無関心で笑顔や会話をする場面はほとんど経験したことはありません。

 

しかし、今回のブダペストでは、街ですれ違った人たちと何度会話したことでしょうか。

地元の家族連れに写真を撮ってくれと頼まれたり、私が困っていると助け船を出してくれたりといったように、です。

 

英語ができなおじいちゃんに、バス停で親切に助けてもらったこともありました。
詳細は省きますが、今回、ちょっとした小さなアクシデントがありました。
しかし、これも地元の正直で、親切な人たちに助けられて難を逃れることができました。

 

一方で、差別的でイヤな場面は一切ありませんでした。

物騒な感じのする地域も、少なくとも私が歩いたところにはありませんでした。

 

男性も女性も皆親切でしたし、笑顔が多かったです。
何より表情が柔らかいのです。

 

このような経験は、台湾でもしました。

 

日本では、特に東京のような大都会では、全員がスマホに見入って、周囲に無関心な殺伐とした雰囲気が漂っています。
ですが、ブダペストでは歩きスマホのような人はいないし、公園のベンチに座って本を読む人が大勢いました。

f:id:dairycow2017:20171021162645j:plain

 

成熟した教養あふれる香りが街のあちこちで色濃く漂っていました。

 

日本では、外国人観光客が急増しています。
私の住む札幌も、それはそれは外国の方が多いです。

言葉が通じなくても、困っていそうな外国人を見たら身振り手振りで導いてあげる。
明日からでもできそうですね。

 

私も、日本に戻ったら、ハンガリーでの温かい経験を思い返して実践してみようと思います。

f:id:dairycow2017:20171021162848j:plain