仕事関係の、あるフォーラムに参加するために、御茶ノ水駅からほど近い明治大学を訪問しました。
いわゆる大学キャンパスをイメージして訪れると面食らいます。まるで企業の本社ビルのようなイメージです。
体育なんか、どこでやるんだろう?
フォーラムの資料を受け取り、パラパラとめくっていてある資料に目がとまりました。
そこには、東京私大のモデル賃金が掲載されていました。本学の賃金とのあまりの格差に口があんぐり。
内地、特に関東の私大は、教員、職員ともに、こんなに給料もらっているのですね。
一方で、「東京」を実感したのがフォーラムの会場の座席配置や翌日の分科会の会議室のレイアウトです。
どちらも、座席が狭く、飛行機のエコノミー席でもここまで狭いかな?というくらい汲々でした。
少ないスペースにいかに大勢の人を配置するかを考えたら、このような作りになるのはいたしかたありません。
これは、大学校舎に限ったことではなく、ラーメン屋に入っても同じ、牛丼屋に入っても同じです。
隣の席にカバンやコートを置いてゆったり食べる、なんていう北海道では当たり前の光景は、東京ではまずもって厳しいです。
ダウンジャケットは着たままラーメンを食べ、大きなカバンは汚れた床に直接置くしかありません。肘をはると隣の人にぶつかるので、脇をピタッと締めて箸とレンゲを上下します。
人口密度の高さ、土地代の高さ、そのせいで狭いスペースに大勢の人を詰め込まざるを得ない、東京。
そういった環境で暮らすことによって日々被るストレス。
先の資料にあった、東京の私大の給料の高さは、そういいたストレスの代価なのかもしれません。
先日、NHKのクローズアップ現代で、東京都内の痴漢発生率が異常に高いことが放映さえていました。被害に遭った女性と、それを目の前にしても全く無関心な乗客たちの対応に、恐ろしさすら感じました。
私はのんびり15分程度の自動車通勤なので、ぎゅうぎゅう詰めの列車通勤の大変さを経験せずに済んでいます。
牛は過密飼育でストレスがかかると異常行動が発現します。
人と人が肩触れあって生きる街、東京。
そこに住む人たちには、日々ストレスがかかっていることは想像に難くありません。
「田舎のネズミと都会のネズ
田舎でストレス少なく暮らせる幸せを感じながらの帰路です。
甘いもの好きの次男に舟和の芋ようかんを買いました。
↓マリンレイクからロッキー山脈を眺める