我が家の小2の息子君には、タブレット型の学習教材をやってもらっています。
さすが大手が売り出していることだけあって、子どもにアキさせない工夫がちりばめられています。毎月表彰されたり、ポイントがたまるとゲームができたり、簡単なネットに接続できたりと、楽しみながら勉強できているようです。
また、学習を開始したとかの通知が保護者のスマホに届くので、「今日もがんばってるな~」と微笑ましくなります。
そんな話しを、北海道の地方で酪農を自営する卒業生(子どもアリ)と、いつだったでしょうか(去年かな)、飲みながら話をしたことがあります。
その時に驚いたのが、彼も同様の教材を子供たちにやらせたかったのだけど、Wi-Fi環境がないのでさせてやれなかったということです。
それを聞いた僕は、無知で恥ずかしいですが「えー」と驚いてしまいました。
地方ではそのようなところがまだあるのだなあ、と。
彼のところでは、結局、昔ながらの郵送による添削スタイルの学習教材を取り組ませたと言っていました。
昨日の農業新聞にも、そんな記事が1面に掲載されていました。
「遠いスマート化 進まぬ通信整備」(2020年12月21日付日本農業新聞)
この記事は、子どもの学習ではなく、北海道の農村ではスマート農業の導入が進まないという内容でした。
例として留萌市が取り上げられていました。
最近の農業はネットでクラウドに接続した機器を使って、省力化やモニタリング技術の向上が進んでいます。ドラマ「下町ロケット」で、無人運転のトラクターをご覧になった方もいらっしゃると思います。
ですが、これらはネット回線がないと機能しないモノが多いので、通信整備の進んでいない過疎地では利用できずに困っているという記事でした。
このブログを都会からお読みいただいている方には想像も付かないでしょうが、190万都市の札幌でもクマが出るくらいですから、北海道は広いということがおわかりいただけたことでしょう。
もう日が暮れて真っ暗な時間帯です。
この時間になっても、まだ息子君がタブレット教材に取り組んだという通知が届きません(^^;)
今日のミッション、ちゃんとやってくれるのでしょうね。。。