乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

新学期スタート

入学式が先週行われ、今日から2022年度の前期授業がスタートしました。

コロナ禍が始まって3年目の年度が始まったことになります。

初年度はバタバタ、2年目は少し慣れてきて、3年目の今年はウィズコロナも定着したように思います。

 

定着したから、我々教員や大学は何のストレスもないかというと、そんなことはありません。

 

今日も、大きな実習のガイダンスがありましたが、座席指定は欠かせません。

万が一コロナ発症者が出た場合に、濃厚接触者を特定するための対策です。

 

ゼミの演習でも、小さな教室でのディスカッション形式のスタイルは未だに取りにくいです。

今朝の演習はゼミ生だけなので少人数ですが、だだっ広い教室を手配して、学生同士のディスタンスを十二分に広げて演習を行いました。

発表者や教員は、大声を上げなくても良いようにマイクを使ります。

 

今年度から、対面での実習や講義は、ここ1~2年では考えられないくらいに増えました。

プロ野球は観客数の入場制限なしでの運営に舵を切ったようですが、大学では教室の収容定員満度に学生を入れることはせず、座席の間隔を充分にとって授業を行うルールになっています。

このため、大きい教室に授業が集中することになり、大学全体の時間割を組む担当部署では教室のやりくりにとても苦労しているようです。

こういった配慮が欠かせないので、単純に対面授業を増やせば良いわけでもなく、大学サイドの見えない苦労は相当です。

 

一方で、学生から見ますと、座席がぎゅうぎゅう詰めでない分、授業を受けるのは楽かもしれません。

座席の間隔が開くので私語も減りますし(笑)

 

僕の研究室では、卒論のテーマも着々と決まってきました。
今年は外に出る調査ものが増える予定です。

現場に出ると学生にとっても、僕にとっても刺激になり、勉強になります。

 

こんな感じで、新年度がスタートしました。

忙しい季節の到来です。

 

トムとジェリーみたいに毎日仲良くケンカしています(笑)

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