昨日まで秋田県立大学で東北・北海道ブロック農場協議会という会議に技師1名と共に参加してきました。
農学部のある大学には附属農場が併設されているのですが、今回の会議は農場に所属する教員と技師が一堂に集まる会議になります。
全国版と地域版があり、今回は後者というわけです。
僕は本学フィールド教育研究センターのセンター長に就いていますので、その一環で参加してきたというわけです。
秋田は米どころ。
新品種のサキホコレという高級米が県をあげてプロモートされていました。
うるち米に加えて飼料用のイネや飼料用大豆について視察する機会がありました。
県内至る所にメンコイ秋田犬グッズが飾られていましたし、秋田のおいしい食材や日本酒に舌鼓を打つことができて、充実した出張になりました。
さて、話はガラッと変わりますが、最近おもしろい論文を読みました。
アメリカのネブラスカ大学の研究チーム(Carrollら2024)が配合飼料への香り付けとウシの嗜好性について検討したものです。
研究チームは、香りなしの配合飼料と2種類のハーブやフルーツの匂いを添加したものを試験に用いました。
試験の結果、ウシが最も喜んで食べた、嗜好性の良い配合飼料は、なんと・・・・、
香りなしでした(笑)。
著者らは、この結果を受けて、搾乳ロボット内で給与する配合飼料(ロボ配)への香り付けは、それほど効果を発揮しないのではないかと結んでいます。
この研究には注意点があり、香りなし配合飼料も何種類か用意されており、それらだけでまずは嗜好性試験がなされました(試験1)。
香り付き試験(試験2)で用いたのは、試験1で最も嗜好性の良かった配合飼料でした。
つまり、試験1で下位に沈んだ、単独では嗜好性の悪い配合飼料を用いて試験2を実施していたら、香り付けによって挽回できたかもしれないというわけです。
僕も長年経験していますが、ウシぐらい気まぐれで心の読めない生き物はいませんので(笑)、試験結果がどう転ぶかはわかりません。
↓秋田駅前の綺麗なハスの花
