先日、北海道のある地域でルミノロジーと乳成分に関する講演に招かれて行ってきました。
その地域は畑作がメインの地域で、酪農家は少数派とのことでした。
講演の窓口になってくださった酪農家やJA担当者とお話しをする中で、少数派の立場を知ることができました。
酪農関係者は少数派であるため、地域での立場がそれほど強くないようでした。例えるなら、今の石破総理もある意味同様かもしれません。
一方、ほんの少し場所を移動した隣町では、酪農家が多数派で畑作農家は数えるほどしかいない地域でした。
そちらの地域には新規就農した教え子が複数名います。なかなか行く機会のない遠方ですので、激励がてら彼らの元を訪問してきました。
酪専地帯のため、手厚い補助があり、支援組織も充実していました。
自治体からの就農支援金、TMRセンター、育成牧場、酪農ヘルパー、糞尿処理のプラントなどなど。。。
支援が充実していると新規就農でも後顧の憂いなく、フルスロットルで酪農生産に注力できるというわけです。
新規就農するには酪農産業の「地政学」も考慮する必要があることがわかりました。
隣接した地域でもこんなに酪農に対する考えが違うということを知り、札幌に住む人間にとっては新鮮な経験でした。
立派に活躍している教え子や地域で活躍するノーサイ獣医師からパワーをもらい帰路に付くことができました。
↓訳あって3匹同時の散歩。引き綱が脚に絡まります(笑)
ドンちゃん、アイコンタクトバッチリ!