乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

関東の酪農の可能性

横浜に住み始めて2か月が過ぎました。

僕はスポーツが大好きなので、この土地はスポーツ観戦に最適なことがよくわかりました。
今日は、ファイターズの試合を観るためにハマスタデビューです。
今期は好調なので楽しみです。

 

サッカーはJ1チームがフロンターレマリノス、FC、ベルマーレと4チームもあり、お隣の町田にもゼルビアがあります。

バスケのBリーグもあるし、ラグビーリーグワンもあります。

先週はリーグワン決勝戦で国立競技場デビューをしてきました。

 

これだけプロスポーツがあるということは、観客が十分にいる、すなわち人口が多いことを意味します。
人口が多いということはそれだけ食料が消費されます。

つまり、農作物、畜産物を食べてくれる人が多いということは、農家からすると、そこにビジネスチャンスが生まれることになります。

 

そういった意味では、関東での酪農業は売るということを考えると極めて有利です。


関東の酪農場は消費地に隣接しているため、運賃を大きくかけずに、搾りたてのフレッシュな牛乳を食卓に提供できます。

仮に酪農家から生乳を高い乳価で買い取ったとしても、輸送にかかる中間コストが抑えられるので、消費者はそこまでは割高ではない牛乳を買い求めることができます。


こちらでスーパーやドラッグストアに行くと必ず北海道牛乳が陳列されています。
船便であれば、関東産の生乳と比べて、北海道産は搾ってから1日~数日多く経過しているでしょうし、運賃もそれだけかさんでしまいます。

首都圏で牛を飼うことは地の利が大きいようです。

 

次に、自給飼料です。

これは関東だけに限らないかもしれませんが、本学の附属農場では今週末にイタリアンの2番草を収穫しています。

そのあと、間を置かずにトウモロコシの播種をするとのことでした。

北海道ではそろそろチモシー1番草の収穫が始まるという時期ですから、僕はこの話を聞いてとても驚きました。

 

気温の高さはヒートストレスというデメリットももたらしますが、こと飼料生産という点では有利に働くというわけです。

短所の裏側に長所あり、M大師匠の言葉が思い出されます。

自給飼料生産にも地の利あり、のようです。

 

さてさて、本格的な夏を前に、週明けには梅雨に突入するようです。

うっとうしいですが、これも得難い経験ですので、人生初の梅雨を面白がってみようと思っています。