乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

多くの酪農関係者との出会いがありました

先週から今週にかけて、多くの酪農関係者とお会いすることができました。

 

酪農教育ファームといって消費者や子供向けの活動をしている酪農家がいます。

全国団体が取り組んでいる酪農や牛乳の良さについて知ってもらうという取り組みで、僕も数年前から酪農教育ファシリテーターという資格を持って活動しています。

 

この週末、東京で、関東を中心に営農している酪農家の皆さんと大学生、高校生が集まるイベントがありました。

とても活発な意見交換がなされ、酪農家の熱い思いと、学生・生徒の目をキラキラさせた発言に、エネルギーをもらってきました。

 

週が明けてから、さっそくイベントで知り合った大学近郊の酪農家を訪問させていただきました。


とても優秀な酪農家で、決して新しい牛舎ではなかったですが、牛への愛情、整理整頓された施設、衛生への高い意識、作業負担を減らす小さな工夫の数々など見習うべきところが満載の牧場でした。

僕が訪問したときは、牛たちは酷暑にもかかわらず、気持ちよさそうに全頭が横になって寝ていました。牛は暑かったり、ベッドが快適でないと立っている時間が長くなりますので、この牧場の快適さが伝わってきました。

奥様が僕と同じ車種の軽自動車に乗ってらっしゃるのも親近感がわきました(笑)

 

ただ、せっかく知り合うことができたのに、この牧場はまもなく搾乳をおやめになるということでした。

生乳を、街のショップでアイスクリームに加工してもらっているということでしたが、それを食べられないのはとても残念です。

寂しいですが、これも厳しい酪農事情を反映しています。

 

都府県酪農の厳しい情勢は、同じく最近面談した家畜改良事業団や東京都の普及センターの方たちも異口同音に口にしていました。

 

神奈川県は酪農家が100戸を切ってしまったということで、厳しい状況が続いています。
自分としても酪農産業へ貢献したいと常々思っています。

 

まずは学生たちに酪農産業の現実と、そこにある魅力について教えていこうと思っています。

 

↓搾乳中止する牧場にて

生乳処理室は、古いけどピカピカに維持されていました。落研出身の親方の細やかな心遣いが現れていました。