乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

なんとホッキョクグマは増えている?!

新年度が始まりました。

昨年の夏以降、プレイングマネージャーとして時間を産み出すための闘いでした。

今年度は、仕事時間術を真剣に考えていく一年になりそうです。

 

さて、キヤノングローバル戦略研究所が出しているメルマガがおもしろいです。

 

今日開いたメルマガでは「シロクマは増えており、不吉な予測に根拠はない 研究主幹 杉山 大志」というレポートが興味深かったです。

 

出典は「State of the Polar Bear 2023: W. Hudson Bay polar bear numbers have not declined since 2004(2023年のホッキョクグマのの現状:西ハドソン湾ホッキョクグマの数は2004年以降増えている)」というSusan Crockfordさんという学者さんのブログです。

 

個人のブログおよびその著書というあたりが少し弱い気がしますが、彼女の調査によると、ホッキョクグマは増え続けているそうです。

クマたちは移動するので、正確な個体数調査ができていなかったのではないかということのようです。

 

私を含む世間の多くの人たちは、次のようなステレオイメージを持っているのではないでしょうか。

 

地球温暖化→北極の氷が溶ける→ホッキョクグマの住みかが狭められてしまう→クマたちの個体数減少・・・

 

ですが、著者は事実はそうではない、正確には禁猟などの保護活動が功を奏して個体数は回復していると述べています。

たしかに、気候変動によるダメージよりも、人為的な保護政策による効果が上回ると言われれば、そんな気もしてきますよね。

 

スーザンさんの書いたブログやレポートは、複数の審査員がジャッジ(査読)した学術雑誌ではなさそうです(時間の関係で読み込めていませんので、ひょっとしたら査読付き原著論文かもしれません)。

一般に、査読のない論文は100%信じるわけにはいかないというのが、科学者の世界の共通認識です。

ですが、自分のステレオタイプのイメージが、ひょっとしたら誤りかもしれないという可能性を指摘されただけでも大きな気づきでした。

 

真実か偽物か、フェイクニュースが飛び交う現代では現代ではその眼力を養う重要性がどんどん増してきています。

自分は、20年ほど前だったと思いますが、中国の国民が日本を敵視しているという世論が高まっている時期に北京を訪問しました。

おっかなびっくり行ったのですが、現地の方たちはとてもフレンドリーで、親切にされた記憶が強烈に残っています。

街の食堂で働いていた若い娘さんが、僕たちを日本人だと知ると、奥からアイドルグループの嵐の写真集を引っ張ってきて見せてくれました。

懐かしい思い出です(^^)

 

自分の目や耳で感じ、自分の頭で考えることの大切さを気付かせてくれたメルマガでした。

 

標茶町で見たツル、堆肥盤をあさっていました。。。