乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

高校生の言葉に胸を打たれる 基督教独立学園高校

先週、母校で教育実習に従事している、教え子のN君に会いに、山形県小国町の基督教独立学園高校を訪問してきました。 そこには、生徒と教員が力を合わせて、牛を飼い、畑を起こし、山から自然の恵みをいただき、青春の苦楽をともにする姿がありました。 訪問…

大学教員の仕事 教育実習の学生に会いに

新潟に来ました。 明日、山形県の高校を訪問するための前泊です。 大学教員は、講義、研究、卒論指導、学会発表、論文執筆といった仕事が、わかりやすい仕事内容ではないでしょうか。 今回の出張の目的は、私のゼミ生の教育実習の巡回指導です。前期の授業期…

農場HACCP認証農場の審査をしてきました

農場HACCP認証を取得した、養豚農場の、更新審査に行ってきました。 更新審査とは、農場HACCP認証を取得してから、3年後に受ける審査です。これに合格すると、さらに3年間、認証期間が延長されます。 今回、私が行ったのは、現地審査と呼ばれるものですが、…

週末の始まり 金曜日の幸せ

今週はタフな5日間でした。 いくつかの締め切りと出張が迫り、講義、実習をこなしながら、黙々と取り組みました。例の、英語の校正業者に、クレームを入れ、その再々再校正も戻ってきました。 という訳で、今週は、週の頭から、恒例の、朝&昼弁当2食を持た…

牛は財産

昨日、4年生向けの実習で、酪農の収入について、実際に大学農場を対象に調査しました。 その中で、バカにならない数字となったのが、牛の個体販売による収入です。 酪農場には、ご存知の通り、メス牛しかいません。オスは、ミルクを生産しないからです。 し…

教科書が重すぎます。

いつ頃からでしょうか、私の住む札幌では、中学生や高校生が、カタツムリやヤドカリのように、重そうで、巨大なリュックを背負って登校するようになっています。 小学生も、ランドセルの中身はパンパンです。 昨日、私は、小学5年生の娘の勉強を見ました。回…

英文校正業者で痛い目に遭いました

語学は、自国語だからといって、他人の文章を適切に手直しできるわけではありません。 今回は、英語について、キョーレツなガッカリ経験をしました。 私は、今、英語で論文を書いています。2年前のデータになりますが、学会誌で公表するに値するデータが得…

畜産の研究のバランス感覚 現場と研究室のはざま

今日、嬉しい電話が届きました。 数年前から研究をともにしてきた、宮崎県の獣医師A先生から電話があったのです。 この春から、仕事を続けながら、宮崎大学の博士課程に入学したという連絡でした。 彼は、牛の治療や飼育管理に、私が専門とする研究の視点を…

科学的、合理的思考のすすめ:搾乳ロボット内での、濃厚飼料の給与法

ここ数日、立て続けに、北米で活躍する研究者による、酪農や研究についての考え方について学ぶ機会がありました。 一つは、先日もご紹介した、帯広のセミナーです。 今日は、マジメに、酪農の技術について触れたいと思います。 日本では、搾乳ロボットが、飛…

酪農セミナーでの、気づきと出会い

帯広に昨夜入り、今日は朝から酪農セミナーを受講してきました。 もう、おなじみになった陽気なアメリカ人講師とその弟子の若手研究員に、講義を受けてきました。 今日は、帰りの汽車を待つ間の短時間更新です。 気づきをいくつか。 ・ルーメンモデルが熱い …

意識の高い農場は、生産者も、家畜も、消費者もハッピー:農場HACCP認証農場

農場HACCPという、認証制度があります。私は、昨年、その審査員の資格を取りました。 農場HACCP制度について〔公益社団法人中央畜産会〕 その初めての農場審査が、迫ってきました。 今回は、養豚場についての審査です。 農場HACCPというのは、安全な畜産物を…

ホルスタインのオス子牛がいなくなる?!

酪農業界の新技術に、「雌雄判別精液」というものが、あります。 牛の世界では、乳牛でも、肉牛でも、メス牛を妊娠させるためには、人工授精が主流です。その他に、受精卵移植という技術も普及しています。 人工授精とは、発情したメス牛に、凍結保存したオ…

もうすぐ母の日、妻のハードワークに感謝

今年のGWは、出勤があったり、悪天候だったりと、比較的地味な連休でした。 その分、家で、家族とじっくり過ごすことができました。 特に、5歳の次男と、たっぷり遊ぶことができて、父としては大満足でした。 私は、普段から、やっているつもりですが、この…

思ったほど安くなってません 市場価格と小売価格のギャップ

ここ最近の農業新聞で、野菜と卵の値崩れという、2本の記事が掲載されました。 野菜の記事は、4月22日付で、キュウリ、レタス、キャベツなどの市場価格が低迷しており、農家の手取り収入が減ってるという内容です。 日本農業新聞 - “暑い春”野菜低迷 生育進…

親バカ日記 GWの1日

昨夜、香川照之さんが、Eテレでやっている昆虫採取番組を観ました。息子と妻は、前から知っていて、カマキリ先生の大ファンだそうです。 彼が、知恵とテクニックで、オニヤンマを捕まえるのを観て、直径のでかい、本格的な、虫取りアミを買いたい!と強く思…

真実は、ヤブの中? 新聞から、本当のことを知ることはできるのか?

4月28日付の、北海道新聞の1面に、農業系企業の不正が報じられました。 今回は、その企業の、顧客に対する背信行為を、述べるつもりはありません。 以前も、このブログで指摘しましたが、またまた新聞によってかなりの温度差があったので、紹介します。 dair…

乳牛のルーメン内容物は、堅く詰まっていればよいのか?

今日は、酪農のテクニカルな話しです。 最新号の、酪農技術雑誌「デーリィマン5月号」に、私の書いた原稿が掲載されました。 乳牛に、乳を大量に生産してもらおうとすると、穀物を多く与えなくてはいけません。 穀物は、エネルギー価が高く、牛に与えると乳…

GW初日は、お茶三昧:ルピシアの会員限定イベント

札幌も、桜の開花を迎えました。 思い起こせば、3月に、熊本の学会で満開の桜をみてから、1ヶ月半。春が、1ヶ月半をかけて、ようやく札幌に到達したということになります。 さて、GW初日の今日、子どもたちは、私の両親に任せて、夫婦二人でお茶屋さん、ルピ…

決断を下すこと、大変だけど、大切な作業

最近思うことがあります。 それは、規則で縛ってもらうこと、長いものに巻かれること、とにかく何らかの集団に属すること、で楽チンに生きる人が多いと感じることです。これらの行動を取ると、自分で考える必要がなくなります。これ、とても楽なんです。 し…

全くの備忘録、次男の勘違い語録

我が家の5歳の次男、この春から幼稚園の年長さんです。 彼、いつも、一所懸命、全力で、べらべらしゃべり続けます。 彼の口からは、壊れたラジオのように、延々と、言葉が流れ出てきます。 ただ、次男氏、 文字を読むのがまだおぼつかないため、言葉を、聴覚…

エサの栄養価、その値はどのように求めているのでしょうか?

私の研究、教育以外の大きな仕事として、農場の乳牛群の飼料設計があります。 牛の乳生産に合わせて、エサのメニュー(配合割合)を決めるというものです。飼料設計は、ルーチンワークではありますが、研究的側面も含まれています。 先日、現在使用している…

「夢は正夢」、夢を口に出して言い続けることの大切さ

コンサドーレ札幌が、強いです。まさかの4位、それもJ1で!コンサドーレファンの、誰がこの順位を予想したでしょうか。野々村社長だけは、はっきりと予想していたかもしれません。悲願というか、夢を見ているようといえば良いか。この幸せが、少しでも長く続…

チームビルディングと、チームの底力

個人よりも、チームの方がすぐれていること、 信頼できるチームを作るのは、そんなに難しいことではないこと、 たまたま、チームというものについて、二日続けて、実感する機会がありました。 今年、私の研究分野では、超大物の、カナダで活躍するO教授が、…

人の一生について考えた1日

昨日は、早起きして、日高晤郞ショー追悼特番を聴講しに、STVホールに行ってきました。朝、6時半の汽車で札幌に向かったのですが、ホールロビーはすでに長蛇の列!老若男女がびっしりです!のんびり、次の汽車を選んでいたら、入場すらできませんでした。 番…

心にポッカリと穴、日高晤郞ショー

今日の話題は、北海道ローカルになります。 それも、好きな人にしかわからない話題ですが、書いておきたいと思います。 尊敬する人はいますか? と問われると、私は必ず、二人の人物を挙げます。 作家の池波正太郎氏芸人の日高晤郞さん 私は、大のAMラジオ好…

原稿執筆:反芻の新しい考え方

新学期の始まりです どこの職場も新年度は、多少なりと緊張感を持って仕事がスタートしますよね。 大学では、3月までは、比較的自己に向かう仕事中心のスタイルが可能でしたが、4月からは当然ながら、学生に向かう仕事中心のスタイルにガラッと変わります。 …

これは便利、1冊の本を速攻で読める、要約サービス

長い出張も終わり、帰路につくところです。東京の桜、きれいでした。。。 さて、空港内のとあるWi-Fiサービスで、書籍を3000字に要約して、紹介するというのがありました。 そのページでは、最新のビジネス書が、並んでいます。 1冊ずつはどれも魅力的なので…

現場で役に立ってこその研究

今週は学会ウイーク。 今日まで熊本で、日本草地学会に参加していました。 熊本は、桜が満開です。今は、東京に向けて移動中です。 (羽田でアクシデント。滑走路に穴?!なまら遅れました。。。) さて、草地学会で、ひとつおもしろい発表がありました。 牧…

ロジクールのFLOWがすごい&トラックボールマウスMX ERGO

明日から、学会出張です。 日本草地学会と、日本畜産学会のハシゴです。 熊本から東京と、日本を縦断します。 先週は卒業式などで、なかなか集中できなかったので、今週はその準備にかかりっきりでした。 奥さまには、毎朝の朝食と、昼食の弁当2食を作っても…

抗生物質不使用の畜産物がアツい

オルテックという世界的な畜産用飼料企業があります。 そこから送られてきた今日のメールマガジンのテーマは、抗生物質不使用の豚肉についてでした。 ※掲載されていたリンクは、残念ながら英語版でした。 「抗生物質不使用:もう一つのホワイトミート、豚肉…