乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

搾乳ロボットセミナー:北米の最新情報

搾乳ロボットという機械が日の出の勢いで普及しています。これは日本に限らず、全世界的傾向です。 搾乳ロボット - Google 検索 通常、搾乳作業は人の手で行います。手搾りではありませんが、ミルカーとよばれる搾乳機器を牛の乳頭に装着する作業は人が行い…

理論と現場感覚のズレ

先日、酪農セミナーに参加してきました。 この時期は、農閑期でもあり、実習もないので、本学の農場技師とともに参加する機会が多くあります。 その時も牛舎の技師と一緒でした。 技師と参加したことで、興味深い経験をしました。 その日は、新進気鋭の外国…

ルーメン液の発酵酸は、ガスクロマトグラフで分析します

中学くらいの理科で習う実験方法に、クロマトグラフがあります。 色の付いた何種類かの液体を溶かした溶液を用意します。そこに細長い短冊状の紙(ろ紙)を浸してやると、紙の上の方に色水が上がってきます。 色水の種類によって、紙のどこまで上昇するかが…

受験勉強と卒論、ときに諦める勇気が大切

いよいよ、明日から高校入試の本番です。 私立高校の受験から、3月の公立高校の受験まで、我が家は最もピリピリした日々のスタートです。かたや大学生も卒論の締切も来週に迫ってきました。 入試も卒論も期日が決まっている(締切がある)という意味で、忘れ…

インフルエンザ泣き笑い

幼稚園に通う次男がインフルエンザにかかりました。 昨年は私がかかりましたが、今年は今のところ息子と娘のふたりです。 インフルエンザの予防接種を受けていることと、薬が格段に進歩していることで、息子の熱は発熱の翌日には36度台に下がりました。特に…

日本の近隣諸国に超巨大酪農場が乱立

2019年2月6日付の酪農スピードニュースが「ベトナム最大のギガファームは生産量20万㌧」と報じました。 この牧場では、4万頭の乳牛が飼われ、1日500トン(年間18万トン)の牛乳を生産するそうです。20万トンの牛乳出荷が当面の目標だそうです。 何から何ま…

主語がない文章、グラフや表の読み方

卒論執筆も佳境に突入しました。 我が家の受験生もいよいよ大詰めです。 卒論や学生のレポート、受験生の息子との会話などを通して、作文力・読解力について感じることがあります。 作文力については、大きく二つのことを感じます。 一つ目に、学生、生徒は…