乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

英文校正業者で痛い目に遭いました

語学は、自国語だからといって、他人の文章を適切に手直しできるわけではありません。 今回は、英語について、キョーレツなガッカリ経験をしました。 私は、今、英語で論文を書いています。2年前のデータになりますが、学会誌で公表するに値するデータが得…

畜産の研究のバランス感覚 現場と研究室のはざま

今日、嬉しい電話が届きました。 数年前から研究をともにしてきた、宮崎県の獣医師A先生から電話があったのです。 この春から、仕事を続けながら、宮崎大学の博士課程に入学したという連絡でした。 彼は、牛の治療や飼育管理に、私が専門とする研究の視点を…

科学的、合理的思考のすすめ:搾乳ロボット内での、濃厚飼料の給与法

ここ数日、立て続けに、北米で活躍する研究者による、酪農や研究についての考え方について学ぶ機会がありました。 一つは、先日もご紹介した、帯広のセミナーです。 今日は、マジメに、酪農の技術について触れたいと思います。 日本では、搾乳ロボットが、飛…

酪農セミナーでの、気づきと出会い

帯広に昨夜入り、今日は朝から酪農セミナーを受講してきました。 もう、おなじみになった陽気なアメリカ人講師とその弟子の若手研究員に、講義を受けてきました。 今日は、帰りの汽車を待つ間の短時間更新です。 気づきをいくつか。 ・ルーメンモデルが熱い …

意識の高い農場は、生産者も、家畜も、消費者もハッピー:農場HACCP認証農場

農場HACCPという、認証制度があります。私は、昨年、その審査員の資格を取りました。 農場HACCP制度について〔公益社団法人中央畜産会〕 その初めての農場審査が、迫ってきました。 今回は、養豚場についての審査です。 農場HACCPというのは、安全な畜産物を…

ホルスタインのオス子牛がいなくなる?!

酪農業界の新技術に、「雌雄判別精液」というものが、あります。 牛の世界では、乳牛でも、肉牛でも、メス牛を妊娠させるためには、人工授精が主流です。その他に、受精卵移植という技術も普及しています。 人工授精とは、発情したメス牛に、凍結保存したオ…

もうすぐ母の日、妻のハードワークに感謝

今年のGWは、出勤があったり、悪天候だったりと、比較的地味な連休でした。 その分、家で、家族とじっくり過ごすことができました。 特に、5歳の次男と、たっぷり遊ぶことができて、父としては大満足でした。 私は、普段から、やっているつもりですが、この…

思ったほど安くなってません 市場価格と小売価格のギャップ

ここ最近の農業新聞で、野菜と卵の値崩れという、2本の記事が掲載されました。 野菜の記事は、4月22日付で、キュウリ、レタス、キャベツなどの市場価格が低迷しており、農家の手取り収入が減ってるという内容です。 日本農業新聞 - “暑い春”野菜低迷 生育進…

親バカ日記 GWの1日

昨夜、香川照之さんが、Eテレでやっている昆虫採取番組を観ました。息子と妻は、前から知っていて、カマキリ先生の大ファンだそうです。 彼が、知恵とテクニックで、オニヤンマを捕まえるのを観て、直径のでかい、本格的な、虫取りアミを買いたい!と強く思…

真実は、ヤブの中? 新聞から、本当のことを知ることはできるのか?

4月28日付の、北海道新聞の1面に、農業系企業の不正が報じられました。 今回は、その企業の、顧客に対する背信行為を、述べるつもりはありません。 以前も、このブログで指摘しましたが、またまた新聞によってかなりの温度差があったので、紹介します。 dair…

乳牛のルーメン内容物は、堅く詰まっていればよいのか?

今日は、酪農のテクニカルな話しです。 最新号の、酪農技術雑誌「デーリィマン5月号」に、私の書いた原稿が掲載されました。 乳牛に、乳を大量に生産してもらおうとすると、穀物を多く与えなくてはいけません。 穀物は、エネルギー価が高く、牛に与えると乳…