乳牛と酪農を科学する

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人形劇に行ってきました

こんにちは。

昨日は、妻と次男を連れて札幌の教育文化会館に人形劇を見に行ってきました。人形劇といっても侮るなかれ、とても大がかりな舞台設備、ダイナミックな演出、生演奏と、とても上質な作品でした。

 

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家族で人形劇

毎年欠かさず観に行っている人形劇ですが、HPはこちらになります。年に1回この時期の講演に向けてチームが結成され、本番に向けて作品を作り上げていくというものになります。

2017年さっぽろ冬の祭典

 

今回は『さるとかに』と『王さまのおはなし』の2本立てでした。特に知人の出ている「さるとかに」はとても破天荒な悪徳さるが大暴れする楽しい話で、みな声を出して笑っていました。

ちなみに、私も過去の作品にちょい役で出演したことがあります。娘に父の姿を見せてあげたくて取り組みました。秋口からこの時期の本番まで、毎晩仕事終わりに稽古に通いました。懐かしい思い出です。。。

 

そこで初めてわかりましたが、人形劇に取り組む人たちはピュアな美しい心を持っています。若者から、おじさん、おばさんまでいるのですが、みな素晴らしい方ばかりで、本当に感動しました。お金にならないのに、自分の時間を削って、子供たちを楽しませようとする献身と善意のかたまりのような人たちです。

今年の冬の祭典自体は今日で講演終了ですが、人形劇、見る機会があれば是非おすすめします。私も会場で、是非またやりましょうと声をかけられましたので、黒子姿でステージの端っこに立つ日が来るかもしれません。。。

 

例によって気づき3点

  • さるかには昔話のイメージしかありませんでしたが、悪徳サルがバイクに乗って大暴れするというシチュエーションにびっくり。既成概念にとらわれないことの大切さを学びました。研究も、日々の生活も、こういう発想は大事ですね。

  • うすは餅屋、ガマガエルは油売り、クリは鍛冶屋、子供たちは両親の働く姿を見て、親の偉大さや強さ、かっこよさを学んでいる。私の実家もそうですが、自営業の素晴らしさを再認識。

    サラリーマンは子供に職場のかっこいいところを見せられないので、家でかっこいいところを見せる努力をしなければいけないと思います。最低限、読書や文献読み、調べごとくらいは子供の前でしようと思います。

  • 無から有を作り出すことの素晴らしさ。チームで成し遂げることの素晴らしさ。
    大人に混じって子供たちも、子ガニや合唱で参加していました。

    私は卒論を作るときにも学生に伝えますが、全くのゼロから、実験を計画して、データを取って解析して、発表会を経て最後は論文に仕上げるという経験は、これからの人生にとってとてつもない財産だと考えます。なかなかこのような経験はできるものではありません。

    この人形劇も同じことがいえます。観る側はもちろん気づきがありますが、作り上げて演じる側にこそ、とてつもない自己成長があります。
    私も再度やりたい気持ちになりましたし、子供にも経験させたいと思いました。

観るにしても、やるにしても、いいと思います、人形劇