乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

卒業生からの贈り物とタイのドライフルーツのおいしい驚き

昨日は卒業式。
夜は卒業パーティーでした。


学生たちは皆楽しそうに、キラキラと輝いていた。
前にも書いたけど、教員は学生を送り出す側。
彼らを送り出し、心に少しの間ぽっかりと穴が開いた状態になる。
ただし、それも3月下旬の学会発表と4月からの新学期であっという間に戦闘モードに突入して、次の1年が始まる。
そんな1年の締めくくりが昨日でした。 

卒業生からの贈り物

今年の4年生、卒業の記念にボルドーサンテステフのワインをプレゼントしてくれました!
妻とのワイン晩酌を楽しむために毎日仕事をがんばっている、と学生にことあるたびに話しています。それを覚えていてくれたのでしょうか、卒業生がワインをプレゼントしてくれました。

 

産地からみて、おそらく高価だったと思います。
背伸びして私と妻の好みを考えてプレゼントしてくれてありがとう。
ありがたくてすぐには飲めそうにありません。
大切な記念日に、君たちを思い出しながら開けさせてもらいます。

 

ワインはいろんな楽しみ方があるけど、記念日に思い出とともに抜栓する喜びは幸福な瞬間です。

 

↓贈り物のワインとその後ろで懸賞(テノール歌手、新垣勉さんのトークリサイタル)のはがきを書く長男。

 

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タイみやげのドライフルーツ

国内外の観光地でひんぱんにお目にかかるドライフルーツ。私はこれまでドライフルーツを土産として買ったことはありませんでした。ボリュームの割に高いし、生の果物に勝る者はないのかな、と勝手な先入観を持っていたからです。

 

しかし、今回のバンコク出張はみやげを探す時間が全くなく、また暑すぎてその気力もなく、空港でばたばたとみやげを調達しました。

 

免税品店のタイ土産コーナーで幅をきかせていたのがドライフルーツでした。価格も結構ないいお値段。これだけのスペースを取っているということは、タイみやげとして王道で、相当な売れ線という証です。


悩みました。

 

しかし、未知のものにチャレンジすることを旅のモットーにしている私としては、今までの食わず嫌いを改めるチャンスと考え、我が家と実家の両親用に思い切って購入しました。

 

1袋875バーツ、日本円で2600円、高い!!
そして重い!

でも、この重さが本物を表していることが帰国後実感することになります。

 

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↓左からジャックフルーツ、マンゴー、ココナッツ

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帰国して、家族でドライフルーツを開けて食べました。

 

一口目はおそるおそるだったのですが、これがうまい!
水分が飛ぶことで、甘みとうま味が濃縮されています。しかも、重たいのはしっかりと大量のフルーツを使っている証拠でした。一切れが大胆なデカさで、贅沢に果実丸ごとを切って半生状態に乾かしていることがわかります。


日本のドライフルーツの王様、干し柿にも通ずるところがあります。

 

価格的には北海道で思い切ってカニを買う、みたいなイメージなのでしょうね。

これまでの喰わず嫌いを恨むほどのおいしさでした。
めったに行く場所でないですから、また機会があれば買ってみるのもありです。

 

何事も思い切って実際に経験してみることって、大事なことを実感しました。

昨夜は卒業パーティーから戻って、妻と一緒にドライマンゴーをつまみながらワインをちびちびやりつつ、NHKの「72時間」を観ました。
人間の味わいを感じながら夫婦で晩酌、がんばって駆け抜けた一週間の仕事の疲れが癒やされる金曜夜の至福の時間です。

皆さんもよい週末を!