乳牛と酪農を科学する

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乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

二つの出会い:クリスマスの暖かさとプレゼンテクニック

我が家はすっかりクリスマスモード。

私の生家ではクリスマスツリーを飾るくらいでしたが、アメリカ留学経験のある妻はかなり本腰入れてクリスマスデコレーションに取り組みます。

 

彼女と出会った当初は「いい歳こいて、クリスチャンでもないしな~」と思っていましたが、いざクリスマスの飾り付けをすると家の中が華やぐと同時に心までも暖まってくることに気づきました。

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私は、これまでに何度か冬のヨーロッパを訪れたことがありますが、街はクリスマス一色でした。
いい大人がよくやるわい、みたいな感じで見ていたのですが、宗教的な意味合いに加え、心が暖まるワクワクシーズンだということが妻と一緒に暮らすようになって実感できました。

 

学びや気づきを分かち合える縁に巡り会えることは幸せなことですが、今日はもう一つの出会いを紹介します。

 

先日の勤労感謝の日に合わせて娘が泊まりに来ました。
そのときに二人で図書館に行ったのですが、そこで「プレゼンのレシピ 野中アンディ (著)」という本に目がとまりました。

 

数十分の滞在でしたが、一通り流し読みをしました。

私は、商売柄プレゼンの機会が多いですが、全くの我流でやっていたことに気づかされました。

 

・言葉の修辞を意識する
欧米の言葉に触れると、こった言い回しが多かったり、比喩やジョークがちりばめられています。これは日本語でも可能であり、常に意識する必要があるということです。そうすることで、とても味わい深い、例えれば「一晩寝かせたカレー」のような文章になります。

 

私の適当な例えになりますが次のような感じでしょうか。

「この本はとてもおもしろかったです」
→「この本は私の心の琴線を激しく揺さぶった」

 

こういった表現は日頃からの慣れで上達するとのことでしたので、意識して取り組んでいくことにしましょう。

 

・プレゼンターは「役者」である
私もノンバーバルな表現(身振り、手振り、仕草全般)を意識して、できるだけ歩き回りますが、それにもルールやテクニックがあることがわかりました。

 

プレゼン資料の作り方も独特でした。

・構成を考えるときにキーワードを列挙していき、最終的に3つにグルーピングする。そのグループに沿ってプレゼンの構成を組み立てる。

校正を元に、まずは原稿を作る。

作った原稿に基づきパワポを作る。

 

これ、全くの目からウロコでした。
私はある程度の構成をイメージしたら、まずはパワポでスライド作り、その後に細部の言葉を考えます。ただ、本格的な原稿を作ることはほとんどしてきませんでした。

 

この本と出会ったことで、私の今までのやり方では、テッドのように動きがあってインパクト十分なプレゼンは難しいことを学びました。

 

娘を本好きにと思って連れて行った図書館ですが、思いがけない掘り出し物に巡り会えました。図書館も旅と同じで日々の生活だけでは得ることのできないインプットを与えてくれます。

 

今回は、実際に購入して手元に置いておきたいと思える本に出会えました。
今日の更新では、妻とビジネス書、2本の縁について紹介しました。