乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

2017年の出来事ベスト10

明日は妻の実家に帰省するため、おそらくこれが今年最後の更新になるでしょう。

 

今年はとても充実した1年でした。
ベスト10形式で振り返ってみようと思います。

 

1位 ブログを始めました
ブログ継続が50週になりました。
1年は52週なので、ほぼ1年になります。
ブログがきっかけになって多方面の方と知り合うことができたり、ビジネスに発展したりと、思いきって一歩を踏み出して良かったです。
もう1年前になりますが、新年に妻と話をして、仕事に関することで何か新しいことを始めるのに何がいいだろう、というところがきっかけでした。

最初の立ち上げは妻にやってもらったことも懐かしいです。
ほぼ1年間アウトプットを続けてきて、正月の頃の自分と比べて、大いに成長できたと実感しています。

↓去年の1月、今は卒業した学生たちと牛舎での記念撮影

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2位 学外での仕事が飛躍的に増えました
講演や学外での講義に呼ばれる機会が増えてきました。
今年は1月の酪農ヘルパー研修に始まり11月の十勝青年獣医師会の勉強会まで、様々な団体、組織からお声がけいただきました。

1年間の合計では17回でした。
今年は新テーマの話題にも積極的に取り組んだので、私自身の裾野も広がりました。
セミナーに呼ばれることは、自分自身の飛躍的な成長に繋がるとともに、貴重な人脈作りにも役立つ有意義な経験です。

 

3位 多くの原稿依頼をいただきました。
今年は著作、雑誌あわせて5本(印刷中を含めると6本)書かせていただきました。
こちらも新展開のテーマにも取り組み、私自身、酪農科学についての視点が広がりました。
特に印象深いのは、このブログもきっかけの一つになって原稿依頼をいただけということです。
「最新の情報を平易な言葉で解説する」ための訓練としてこのブログは役立っています。

 

4位 ミャンマー人留学生ミンさんが農水省の名誉ある賞を受賞
これは以前もブログで触れましたが、とても嬉しいイベントでした。
彼のガンバリや向上心が認められたということが、我がことのように嬉しかったです。 

dairycow2017.hatenablog.com

 

5位 海外で研究者と英語でディスカッション
9月に行ったフランス・トゥールーズでの研究者との打合せとハンガリーブダペストの国際学会発表です。
海外に慣れている方ならなんてことないことかもしれませんが、私にとっては一大イベントでした。 

dairycow2017.hatenablog.com

 

6位 学外研究者とコラボ!
私の出身の北大の研究室以外では、久しぶりの研究コラボレーションでした。NOSAI宮崎(獣医師)の阿部先生との協同研究です。ゼミ生の清水君とともに、育成牛のルーメンマットスコアをモニタリングする研究を行いました。
なかなか興味深い結果が得られたので、3月の熊本県で行われる日本草地学会で発表する予定です。

 

7位 北海道畜産草地学会賞の授賞式を終える
賞自体は昨年度の受賞でしたが、台風による被害で学会が中止となったため、今年度の学会で授賞式が執り行われました。
多くの方から祝福の言葉をいただけ、今後の研究活動に大いに刺激を受けたイベントでした。

 

8位 多くの映画に感動をもらう
今年は出張のお供に映画を意識的に観るようにしました。
そのためにアマゾンプライムに加入しています。
今年観た映画のベスト3を上げるとしたら次の3本でしょうか。


1.セッション
鬼気迫るジャズドラマーと鬼教官の物語です。 

dairycow2017.hatenablog.com

 

2.スラムドッグ$ミリオネア
インドの底辺に生きる人々の苦難と幸せをつかみ取るまでの逆転の過程が描かれます。

 

3.ラジオ
知的障害を持つアメフト大好きな青年と高校でアメフトを指導するコーチとの心の交流です。アメリカの懐の深さに心打たれます。

 

9位 卒論履修学生、無事に実験を終えられる
現在データ整理の途中ですが、6人の学生が無事に実験を終えることができました。
特に年末までかかったY君の実験は長期戦でしたが、こちらも無事に終わりました。
まとめ、頑張ろう!

 

10位 家族が健康に1年年を重ねることができました
私たち夫婦は46歳になりました。長男は14歳の中2でそろそろ受験勉強が始まります。離れて暮らす長女は9歳の小4でスクイーズ大好き。次男は今日が誕生日(!)で5歳の年中さん、仮面ライダーにはまっています。
夫婦は大きな病気もなく、大きな喧嘩もなく(?)、おいしいカフェ巡り、おいしいワイン探しを楽しみました。

やはり、家族の元気が一番の幸せです。

 

というわけで、今年1年、お付き合いいただきありがとうございました。
来年は皆様、学生たち、そして私たち家族にとって良い年になりますように。