ここ最近、脳科学が進歩して、脳科学に関する情報が身近になってきた気がします。
脳科学にスポットを当てた本も続々と出版されて、ベストセラーとなっています。
先日、カミサンが買ってきた本は・・・
「運動脳」(アンデシュ・ハンセン、サンマーク出版)
かの話題になった「スマホ脳」の著者の続報です。
こちらでも紹介されていますが、ドーパミン(ドパミンとも)という脳内物質があります。
この物質はやる気や集中力の源と考えられています。
運動をするとドーパミンが放出されるので、その後は仕事や勉強がはかどるとのこと。
そういった意味で、出勤前のジョギングやチャリ通は最高に理にかなっているようです。
一方で、ドーパミンが出なくなる病気があります。
パーキンソン病がそれです。
パーキンソン病はドーパミンが出なくなる(不足する)病気で、やる気がなくなり、何事も億劫になり、ネガティブな思考が多くなり、能面のような顔つきになってしまいます。
根治する病気ではないようで、服薬によってドーパミンを補う対症療法が主流のようです。
パーキンソン病の最もわかりやすい身体的特徴は、手の震え(振戦といいます)や歩幅の小さくなる小刻み歩行です。
そのような症状は初期のうち右か左の片側にでるようです。
重度になってくると両手が震えるようになり、コップすらもつことができなくなり、足はこわばって自分では立てなくなり、寝たきりになってしまう恐ろしい病気だそうです。
手の震えや、ちょこちょこ歩きがでてきたら、単なる老化といわずに専門医の受診をお勧めします。
札幌では専門医は少なく、予約は数ヶ月待ちも珍しくありませんが、それくらい患者が多いことの裏返しとも言えます。
自分だけではありませんので、過度の不安を持たずに、早めに受診しましょう。
↓前脚のケガでエリザベスさんになってしまった愛犬ミカンちゃん