乳牛と酪農を科学する

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乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

コンサドーレ札幌最終戦 in 札幌ドーム、雑感

コンサドーレ札幌の最終戦を観戦してきました。


チーム創設当初からのファンを自認する私にとって、思いもよらなかった、J1での2位がかかった試合!

大いに盛り上がってシャトルバスでドームに向かいました。

 

ですが・・・バスを降りて、まずは大きく出鼻をくじかれます。
ドームの入り口に向かって、超、超、長蛇の行列!


バス乗り場から、入場口に向かう道で、相手チーム応援観客の入場口を回避するために、まずはうねうねと大きく迂回します。
これにまずはプチ疑問。

 

その後、入り口に着いたと思ったら、うねうねぐるぐると入場待ちの人々が何重にも行ったり来たりさせられるように誘導されています。空港のチェックインカウンターでよくあるあの行列です。

 

ま、しょうがない、列の最後に並ぼうかと思ったら、なんと列の最後が見当たらない!
列の最後に並ぼうとするが、行けども行けども、最後の人に行き当たりません。
入場ゲートを大幅に通り越して、なんと札幌ドームを半周しようかという勢いになっても、まだ列の最後にたどり着きません。

ここで大大疑問。


近くに行いた家族連れと途中から列に加わってもいいよね、とお互い納得の言葉を掛け合って、列が切れている箇所から、加わらせてもらいました(ゴメンナサイ)。

 

たかだか3万人ちょっとの入場者で、あの停滞。
当日は雪がちらつく氷点下。
結局バスを降りてから30分たって、入場することができました。
ドーム内外に、冬季通行止め、アウェーサポーター専用のため通行止め、と至る所に通行止めがの柵が設置されており、それが人の流れを大きく遮断していました。
動脈硬化と同じです。

 

人の流れが制限されて身動きとれないノロノロ行列の横では、手持ち無沙汰の警備員が、「あわてず、走らず、ゆっくり移動してください!」とメガホンを持ってがなり立てていました(-_-)

 

私は、4万人を越える高校野球の甲子園や東京ドーム、ヤフオクドームに神宮球場と、全て野球ですが、いくつも大規模球場で観戦をしたことがあります。

ですが、ここまでの、停滞した行列というものを経験したことがありません。

 

人の流れを大きく制限する、あの運営は、札幌ドームなのか、コンサドーレなのか、どちらが主体なのか分かりませんが、日ハムも外に出ていきたくなる気持ちも理解できました。

 

*********

さて、試合は、前半こそコンサペースだったものの、徐々に追いつかれて、最後は引き分けで終わってしまいました。

勝てば順位を2位(準優勝)をつかみ取れた最終戦

その夢はかないませんでした。

水面まで引き上げていた大魚をバラしてしまったそんな気持ちで会場を後にすることになりました。

 

私は、珍しくイエローカードを何枚ももらっていたコンサの選手の動きから、人間力というものを感じていました。


ビジネスの場でも、受験勉強でも、人生には様々な岐路が訪れます。
そういったときこそ、冷静に集中してコトに当たらないと、思ったような成果を得ることはできないでしょう。
私自身、焦ってミスをすることを、仕事や人間関係の上で、何度も経験しています。

 

残念ながら、自分を抑え、いつも通りに淡々と仕事をこなすだけの人間力が、反則を繰り返すコンサの選手たちには、まだ備わっていなかったように思いました。

 

人間力を高めるためには、どれだけ修羅場をくぐり抜けてきたかという経験が最も重要だと思います。

挫折の数も、“そこから学び、フィードバックをすれば”、人を成長させます。

それに加えて、ビジネス書やセミナーなどによる学習も効果的でしょう。

 

最後に見たことのない景色をつかむ権利を得ていたにも関わらず、それを手にすることができなかった選手たち。

この挫折から、学び、フィードバックしてくれれば、コンサドーレは成長するでしょう。そうなれば、「夢」が「目標」に変わるはずです。

 

ですが、失敗をそのまま放置しておけば、今後も、よくて中位までのチームにとどまるでしょう。

 

相手チームのサンフレッチェ広島は、何度もJ1リーグを制したことのある強豪です。

頂上という、登ったことのあるヒトにしか見えない景色を、すでに見てきたヒトと、まだ見たことのないヒト、その絶対的に越えられない溝を感じた、そんな試合でした。