測定したデータの一部が消えてしまいました。
研究をする際に、データはお金には換えがたい、貴重な財産です。
紙ベースで記録したものや、エサなどのサンプルは長期間保管可能ですし、実際そうしています。
しかし、データは物理的に保管できるものばかりではありません。
最近はクラウド保存型のデータ収集方式が広まってきています。
これは、研究に限ったことではなくて、Googleフォトやドロップボックスのように、スマホなどの身近なところにも普及しています。
これらのデータは、自分の手のひらの中にあるように見えて、いつ消えてなくなってしまうかはかない存在です。
先日、僕のスマホにインストールしてあった、ファーウェイの健康チェックアプリをバージョンアップしたところ、旧バージョンでためてきたデータが消えてしまいました。
歩数、体重、睡眠時間などのデータです。
惜しくないと言えばウソになりますが、これなどはそれほどダメージが大きくはありません。
ま、いっかーで済む話しです。
ですが、今回の研究のデータについては痛かったです。。。
スマート酪農といって、クラウド型のデジタルデバイスが、酪農業界にも普及しつつありますが、それらで得られるデータの保管については注意が必要だとつくづく実感しました。
僕が使っていたものは、数ヶ月でデータが消えてしまうようでした。
昨年の記録を見返そうと思っても、その時には見ることができない仕様のようです。
むっちゃ高額なシステムなのに(T_T)
こまめな手動バックアップ。
これが最も大切ということですね。
自動化、クラウド、スマート○○といっても、結局は手動に頼らざるを得ないということになりますか。。。
今や、PCでも、スマホでも、いつでも、どこでも牛群管理できて便利ですよ、というシステムが数多く販売されています。
それらのシステム、上手に使えば便利ですが、データの保存先はクラウド(雲の上)ということを忘れてはいけません。