乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

立場が人を作る

本学ではこの春から新しい学長となり、僕はフィールドセンター長という役職に就きました。

酪農、中小家畜、肉牛、農作物の部門を束ねる役割です。

 

守備範囲が広く、とても複雑な組織を取りまとめるので、時間も精神面も負担が大きいです。

 

僕の所属する学類は、1研究室1教員態勢なので、同僚がいなくて気楽という反面、全ての業務を一人でこなさなくてはいけないというたいへんさも兼ね備えています。

 

いわゆる、教授をトップに、准教授、講師、助教と複数人のチームで取り組む研究室であれば、授業負担を分担しつつ、研究はチーム力でグイグイ進めていくことができます。

その分、人間関係には苦労するでしょうが(^^;)

 

僕は農場実習がメインの教員ですので、夏場にさしかかる前期は毎年ハードワークです。

ゼミ、講義、実習、実験と毎日、鬼のように授業があり、その隙間を縫って卒論研究や企業との受託研究を取り進めるというのがこれまでのスタイルでした。

 

そこに、この春からフィールドセンター長業務がドカッと入り込んできました。

 

「人には24時間しかない」というのは、M大師匠の口癖ですが、まさにその通りで、昼食の弁当をつかう時間も取れないほど時間が足りません。

 

そんなわけで、今日は久々のブログですが、けっしてボヤキを言いたかったわけではありません。

 

センター長になって2ヵ月がたちますが、僕の視野、思考方法、人脈がこれまでになく広がったということをお伝えしたかったのです。

 

最近の僕の思考方法や人脈は、まるで雇用型経営をやっている酪農家の社長のようですし、日々学長をはじめとする様々な人たちとの面談を通して視野が各段に広がりました。

 

まさに掲題の「立場は人を作る」です。

 

これから言えることは、何かの役を受けるということはムチャクチャ忙しくなりますし、責任も重くなるので、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟が必要かもしれないということです。

 

ですが、M大師匠がおっしゃる「人生最盛期」を迎えた自分くらいの年代では、飛び降りた先では、とてつもなく人間を成長させるアレコレが待ち受けているようです。

 

「迷ったらやってみる」、これをモットーに決断していくと、多くの場合で人生が豊になるようです。

 

↓僕の人格評価テストの結果(^^;)