乳牛と酪農を科学する

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乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

アメリカ人大学生キャシーと過ごした週末:アメリカ離婚事情+おまけ動画

 

この週末、アメリカ人大学生キャシーが我が家にやってきました。
彼女はアメリカのフィンドレー大学に通う大学2年生です。

www.findlay.edu

 

↓アメリカといえばハンバーガー(カンザスシティの学会で)

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キャシーは5月末から本学に短期留学にきており、在日3週目になります。
妻は英語が堪能な上に、私の好奇心旺盛な提案に気軽に相乗りしてくれます。
以前は、札幌の大通りでおこなわれたおバカなパフォーマンス集団のイベントに参加したこともあります(^^;)

若気の至りのおまけ動画を張っておきます。。。

 

札幌ハプニングBLOG:重役

www.youtube.com

 

キャシーは本学の交換留学制度で来学しており、平日は学内で様々な研修をこなし、大学女子寮に滞在しています。これまでの週末は学生宅に宿泊していたのですが、この週末は教職員宅にホームステイということになりました。全員で6人の学生で、学内の有志が受け入れに手を挙げました。

 

我が家に来たキャシーはウサギが大好きなチャーミングな女性でした。

とてもマジメで、考え方も大人な二十歳の学生でした。

大学では農業で利用される殺虫剤が、圃場近くに生息するカエルの性別をオスからメスに変えてしまう危険性がある、という問題について研究していると語っていました。私たち夫婦は、彼女の考え方の成熟ぶりに驚きました。

 

私は最近ラジオ英会話を車内で聴くのが趣味になっていますが、どれくらい英会話力が上達したのか楽しみにしていました。しかし、さすがに付け焼き刃ですね。ほとんど上達していませんでした。彼女のおかげで、もっと勉強しようという強烈なモチベーションを得ることができました。

 

せっかくアメリカ人が我が家に来るので、離れて暮らす娘も呼んで3人の子どもたちに交流してもらいました。一番おもしろかったのが、中2の長男です。
思春期真っ盛りの彼は、普段は無愛想ですぐ部屋にこもり、何を考えているか分かりません。
それが、今回はキャシーが居る間は、彼もずっと茶の間にいました。しかもニッコニコで!!
英語でコミュニケーションできることが楽しかったようです。
さらに、どうやら美人の白人女性に好感を抱いたようです(^^)
やつも男ですなあ。

キャシーの前でするさりげないアピールがメンコかったです。

 

アメリカ離婚事情

 

キャシーから聞いたアメリカの離婚事情も興味深かったです。
彼女のいとこの両親は離婚を経験していますが、いとこは1週ごとに父の家と母の家を行き来して暮らしているそうです。父母が近くに住んでいるので、学校は一カ所に通っているそうです。今週は父の家で過ごし、来週は母の家で過ごすといったスタイルだそうです。母の方が少し学校から遠いので、母親は毎朝車で送っていくそうです。

 

日本では両親が離婚した子どもは、母子家庭あるいは父子家庭という状況下に置かれるのが一般的です。そして、別居親との面会頻度は限りなく低いのが大半です。しかし、アメリカの先ほどの事例は、日本の状況とは大きく異なります。

 

アメリカのように両親の間を行き来するケースは、子どもにとって両親に愛されて育つメリットがあるだけでなく、養育する親にとっても1人で子育てを抱え込まなくてすむ負担軽減のメリットがあります。

 

私は以前、苦しみの渦中で離婚やそれにともなう子の福祉について相当学びました。文献を当たる中で、アメリカのこのような事情についても目にしていましたが、実際に生の声に触れると新鮮な驚きを禁じ得ませんでした。

 

異文化交流、親子共々刺激を受けた3日間でした。