乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

旅立ちの時を迎えている君へ

社会に旅立つ君へのメッセージです。


4月から社会人、つまりあらゆる意味で自立したオトナに、君はなります。
オトナは毎日、なぜ、なんのために生活して、生きているかというと、それはズバリ幸せになるためだと、僕は考えています。

 

仕事もプライベートも何から何まで幸せで一点の曇りもない100点満点というオトナは珍しいでしょう。
でも、「幸せ度」を100点に近づけることはできます。
それは、物事を、自分でコントロールできる範囲と、自分でコントロールできない範囲に分けて、できるだけ前者を多くしていくことです。

 

自分でコントロールできる範囲は、自分が勉強したり、自分が変わることで、どんどん「幸せ度」を上げることができます。仕事のスキルアップ、自分磨き(本を読んだり、人に会ったり、旅をしたり・・・)なんかは、こちらになります。

 

一方、自分でコントロールできない範囲、一般には、列車が遅れるとか、コロナとか、対人関係とか、映画がつまらない、レストランの食事が美味しくなかった、とかについては、自分自身で良い方に変えるのは難しいかもしれません。

 

なので、自分でコントロールできなさそうなこれらの事柄に関しては、ヒトのせいにして、そのまま楽しくない生活を続けるヒトが多いです(居酒屋で上司の悪口をいうオトナ、ママ友同士で集まったときの夫への不満を延々と語るオトナ、など)。


でも、実は、自分でコントロールできない、これらの事柄であっても、自分の価値観や行動様式を変えることで改善できることも少なくないことに気がつきます。

 

通勤の列車が遅れるなら、そもそも徒歩で行ける距離に住むとか、対人関係については(自分に非がないとしても)自分が変わることで解決することも可能です(結婚生活なんかは、自分が変われば、パートナーの笑顔も増えて、結局自分も幸せになります)。

 

とにかく言いたいことは、不平不満を言い続けて不幸せに生きるも人生、不平不満の元を絶って幸せに生きるも人生、どちらがトクですか?ということなのです。

 

幸せに生きるための努力を欠かさないと(残念ですが努力やガンバリは必須です)、そう遠くない未来に幸せな人生という「果実」が、君の手に届けられるはずです。

 

良くも悪くもリセットするタイミングが、社会への巣立ちになります。
幸せな人生がみなさんに訪れますように。

↓北海道は、この時期、ちょっと郊外に出ると渡り鳥に出会えます

春の訪れを体感します

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