4月28日付の、北海道新聞の1面に、農業系企業の不正が報じられました。
今回は、その企業の、顧客に対する背信行為を、述べるつもりはありません。
以前も、このブログで指摘しましたが、またまた新聞によってかなりの温度差があったので、紹介します。
道新では、28日に1面と社会面で、速報が報じられました。
翌日は、3面のぶち抜きで、不正の詳細が報道されました。熱の入った扱いに、私も少し驚きました。
私たちの酪農分野はもちろんですが、この企業と、北海道農業界は、強い結びつきがあるので、道新は大きな問題意識を持ったのでしょう。
道新は、今日(5/2)も、引き続き、関連情報に誌面を割いています。
一方、私の昼休みのおとも、日本農業新聞は、どうだったでしょうか。
道新が第一報を取り上げた、同日(週明けの月曜日だったかもしれませんが)に、極々小さな豆記事で、この件に触れていました。
農業分野の大企業の不正だけに、農業新聞が、どれだけ大きく扱うのか、興味を持ちましたが、意に反した結果でした。
日経新聞は、スポンサー筋の、企業は関連団体の不利益情報は、扱いが小さいと、何かで読んだことがあります。
農業新聞も、同じことなのでしょうね。
今回は、たまたま農業分野で、北海道にゆかりの深い案件だったので、道新と農業新聞の対比が目立ちました。
ただ、これは、一つの例に過ぎないでしょう。
今回のような社会問題だけでなく、政治や国際情勢から、ゴシップやスキャンダルの果てまで、一紙だけからの情報では、本質を見極めるのが難しいと感じています。
新聞業界については、批判的な気持ち半分、業界の裏側がのぞけた興味深い気持ちが半分、といったところです。
新聞だけでなく、テレビやネット、あふれる情報に流されないよう、自分オリジナルの羅針盤を持っていたいものです。
子どもに胸を張って誇れる仕事、生き方をしたいものです
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軽い内容ですが、大学の雰囲気が伝わると思います。