最近、疲れ気味です。
8月に前期の講義が終わりましたが、それから今日まで次から次へとゾンビのように現れる締め切りと戦う毎日です。やっつけてもやっつけても、わくように現れてきます。
ルーチンワークと違い、締め切りをこなすのはとても体力がいる作業です。
ご商売をなさっている方と違って、大学教員にとって講義以外の仕事は全くもって本人の任意です。受けなければそれまで、受けたからといって賃金に反映することもありません。
私は、自分を必要としていただけることに感謝の気持ちを持って、ほぼすべてのオファーをお受けします。それが、自己成長に繋がるという思いもあります。
ビジネス書を読むと、私など足もとにも及ばないような仕事量をこなしている方が珍しくありません。1日は24時間、誰しも共通なのにです。
ホリエモン氏は、多くのビジネスパーソンのタイムスケジュールはスッカスカだと言っています(^^;)
さて、私なりに時間を最大限効率よく使っている人たちの考え方や仕事への取り組み方を解析したところ、次のような共通点に行き当たりました。
ビジネスで成功している人は、決断を先延ばししません。
即断即決です。
みなさんは、ビジネスメールを開いたすぐその場で返信しているでしょうか?
私は以前は、チラ見して、いったん寝かし、たまってきたらようやく返信という習慣でした。
しかし、それではひとつのメールを2度読むことになりますし、初見で行った考えるという作業ををもう一度行うことになります。これは、貴重な時間の浪費に他なりません。
今は、ビジネス書に習って、即レスです。
この習慣に変えてから、未決メールが常にゼロというとても気持ちよい毎日です。
メールの返信が滞る原因を私なりに考察すると、多くのケースでは決断がおっくうだということに行き着きました。
誰しも、決断するという行為は面倒なので先延ばししたくなるものです。
ぐうたら学生だった私は、「今日できることは明日やる」というモットーで学生生活をエンジョイしていたくらいです(^^;)
次のような会話は誰しも経験があるでしょう。
「今日、ご飯何食べる?」
「何でもいいよ」
何でもいいと答えている人は、おっくうな決断を避けているといってもよいでしょう。
話を戻しましょう。
メールはひとつの例ですが、これ以外にも即断即決スタイルを実践するように変えました。今や、決断を先送りすることを極限まで減らすようにしています。
このようなスタイルに変えたことで、いままでの自分なら容量オーバーと思える量のオファーをこなせるようになりました。スタイル変更の効果は絶大です。
まさに、「いつやるの、今でしょ」の精神です。
決断するということは日頃から訓練していないと、なかなかできるものではありません。
仕事の遅い人はどこの職場にもいますが、その原因は技術的なスキルが足りないこともありますが、決断できないということに由来するケースも少なくないでしょう。
というわけで、私は子供にも学生にも、最低限の手助けにとどめ、後は自分で決めてもらうように心がけています。
4歳の息子にも、毎日の服くらいは自分で選んでもらっています。
中2の息子には、食堂では食べたことのないものを選んでもらうように促します。
さて、今日も明日も決断、決断。
疲れるけどこの勢いで締め切りゾンビをやっつけます。