乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

年末に今年を振り返ると

今年も終わります。

札幌では連日のように雪が降り、急転直下、真冬の到来です。

 

明日が、本学の御用納め。

本学では、労使合意の有給消化を組み合わせているので、年末年始の休暇が長めです。

 

今年は、仕事では新しい展開が深まって、とても充実して、楽しめた1年でした。

一方で、プライベートでは、詳しく触れられませんが、3つの大きなできごとがありました。


どれも重たい案件で、家族というユニットを楽しく、幸せに運営していくための試練を感じた一年でした。

 

今年は、ついに50歳の大台に乗りましたが、酪農の師であるM師匠が僕のことを指して「今が仕事が楽しい世代」とおっしゃっていましたが、まさにその通りです。

今年は、仕事の交友範囲が飛躍的に広がり、仕事の質も変化した一年でした。

新しいチャレンジも多数経験しました。

 

一方で、50代は家庭にも大波、小波が押し寄せてくる世代でもあります。

 

同じくM師匠が言う「ヒトには24時間しないから、やれることには限界がある」を感じ続けた一年でもありました。

 

とにかく時間が足りませんでした。

毎日、分単位で予定をこなしつつ、おまけに家庭の事情にも時間を割くと、どうしてもやりきれない仕事が発生するようになってきました。

 

でも、忙しい中でも酪農生産現場に直結した仕事をたくさんこなす中で、学生への講義の質は劇的に高まりました。

芸人さんは「酒と女は芸の肥やし」といいますが、さしずめ僕のような大学教員にとって「酪農の生産現場に近い方たちとの仕事は芸の肥やし」ということでしょう。

 

来年は、楽しい仕事をこなしながら、ノルマの仕事もきっちりこなし、さらに家庭も大切にするためには、より一層の効率化を目指し、生産性を上げる事が僕の目標になりそうです。

 

その上で、忘れていけないことがあります。

僕が年間を通して楽しく気持ちよく仕事をできているのは、職場でサポートしてくれている同僚のみなさん、楽しい仕事を振ってくれる学内外の関係者のみなさん、そして毎日うまい弁当を作ってくれて太陽のように温かく家庭を照らしてくれているカミサン、父を笑顔にしてくる子供たちと愛犬のミカンちゃん、みなさんのおかげだということです。


今年一年ありがとうございました。

 

標茶町の牛に釧路町で獲れた昆布を食べさせるプロジェクト「昆布牛」ステーキの試食会に参加してきました

微力ながら、僕もアドバイザーとして協力させてもらっています。

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