乳牛と酪農を科学する

乳牛と酪農を科学する

乳牛の栄養や酪農システムについて大学教授がつぶやきます

国際情勢

ルーメンアシドーシスに関する最新研究

今回の国際学会は、ISNH2018という学会でした。日本語にすると、国際草食動物栄養学会ということになるでしょうか。 メインテーマは、ウシ、ヒツジなどの草食家畜の栄養学です。 私の専門に関するところで、発表題数の多かった話題は次のような感じです。 ・…

豚肉の賞味期間に変化

豚肉には、消費期限があります。これは通常3日程度で、特殊な衛生技術を用いる場合で、6日程度となります。 日本農業新聞 - ロングライフ化進む 精肉販売 付加価値販売で消費増へ 産地・スーパー 制菌作用高めて鮮度維持 ちなみに、ウィキペディアによると、…

畜産物とマーケティング 売り方次第で、何でもばける

昨夜の未来世紀ジパングは、牛肉特集でした。中国や東南アジア諸国で、牛肉の消費が急増しており、それにともない日本でも牛肉の価格が上昇しているという内容でした。 番組の内容は、やや一面的な切り口で、専門家からするとツッコミどころが随所にみられま…

真実は藪の中:報道を別の角度から観てみると

このブログでミャンマー人留学生のミンさんの話を何度かしてきました。今月初めに農水省主催の表彰式に夫妻で訪日するので旧交を温めてきました。 そこで興味深い話を聴きました。 ミャンマー政権と少数民族ロヒンギャについてです。 日本の報道(世界中?)…

2017フランス出張:新千歳発、インチョン経由、シャルルドゴール着(大韓航空)

パリに来ました。朝6時半です。寒い!そして、暗い!また、夜です。サマータイムの影響もあるのか、9月中旬のパリは陽が昇るのがとても遅いです。 今回のフランス出張ですが、パリでは市場を視察して、出張の本題はフランス南西部のトゥールーズの企業が保有…

ヨーグルト人気と暑さで牛乳が不足:酷暑は牛にも酪農業界にも厳しい問題

今日は中学校の三者面談でした。 妻と長男からその様子を聞きましたが、あまり景気の良い話を先生の口から聞くことはできなかったそうです。 北海道では中高一貫の私立学校というのはほとんどありません。公立高校を選ぶのが一般的。私は地元の行きたい高校…

悩ましい問題:日欧EPAによる関税問題と我が家の晩酌事情

北海道もようやく暑くなってきたと思ったら、蒸し暑い日が続きます。 ある気象予報士のコラムでは、近年は北海道も梅雨っぽい気候が観られるようになってきているそうです。しかし、内地の梅雨と比べると、降雨量も少なく湿度も高すぎるわけではないので「梅…

プロシューマーがこれからの畜産業界をリードする:中国養鶏事情

私はビジネス、業界関係のメールマガジンをいくつか購読しています。その中で、畜産に関する興味深いトピックスがありました。 オルテック・アップデート(2017年5月30日)【中国でのプロシューマ―の出現とそれが家きん生産に与える影響】 というものです。 ネ…

地球規模の食について考える:アメリカの隠れた飢餓_下(ナショナルジオグラフィック)

おはようございます。珍しく朝からの更新です。今日はこれから帯広に向かい、若手獣医師対象のの栄養学セミナー第2弾です。 今は移動の待ち時間中です。 京急のアクシデントに巻き込まれる 昨夜の東京からの帰路、大変な目に遭いました。 セミナー修了後、京…

地球規模の食について考える:アメリカの隠れた飢餓_中(ナショナルジオグラフィック)

最近はまっているもの 私は最近、ラジオの英会話放送にはまっています。妻が英語の学習を再開したようで、家のラジオがNHK第2にチューニングされていることが多いのです。 そんな妻に影響を受けのと、ホリエモン氏の移動中の隙間時間を使って仕事をするとい…

地球規模の食について考える:アメリカの隠れた飢餓_上(ナショナルジオグラフィック)

ため息オジサンただいま統計処理セミナー会場で、始まりを待っています。テーマは非線形モデルを用いた解析方法。 ところで、みなさんの周りにもいないでしょうか?ため息をついてぶつぶつネガティブな独り言をいうオジサン。。。私の斜め後ろの席にもお一方…

冷凍牛乳販売へ

みなさんおばんです。 4歳の次男、時たまおかしな言葉をしゃべりますが、今のトレンドワードは「トランプ大ひょう領(大統領)」です(^^) トランプ大ひょう領はフライドチキンやポテトが好きなのを知って、彼もアメリカに行きたいそうです。。。 さて、冷凍牛…

イギリスの酪農家の意識調査:良い草を作ることは牛飼いのキホンのキ

ウシの基本的なエサはもちろん草です。 しかし、放牧のように青草を食べさせることは一部の地域や時期に限られます。土地条件や気象の関係で、牧草を収穫したら貯蔵しないと年間を通して給与することはできません。 ↓秋の重要作業、トウモロコシの収穫風景 …

アメリカの大学の農業普及に対する底力

岡山からの更新です。 今回の1泊出張に2冊の本を持ってきました。1冊は前回の日本畜産学会に持参した栄養学の本。(なかなかこういう堅い本は読む時間がとれません。。。) もう1冊は栗山監督が著した「栗山魂」です。 このタイトル、ちょっとクサくて栗山監…

牛の世界も少子化 海外から牛を輸入する話し

1ヵ月ほど前に、卒業生から電話がありました。 彼の実家(酪農家)の従業員を探しているという話しがメインでしたが、後半の雑談でホルスタインの若牛の買い付けにオーストラリアに行ってくるという話題が出ました。 仲間内の牧場と共同で、船で数百頭運んで…